プリンス・オブ・ペルシャ (ジェイク・ギレンホール)

jakegyllenhaal
映画『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジェリー・ブラッカイマーが製作を務め、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督がメガホンをとり、『ゾディアック』のジェイク・ギレンホールが主人公のダスタン王子 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
舞台は史上空前の繁栄を極める帝国、古代ペルシャ。そのスラムの孤児である少年・ダスタンは、トラブルに巻き込まれた友人を救うため、大勢の兵士に立ち向かう。その勇気ある行動を見ていたペルシャ帝国の王・シャラマン(ロナルド・ピックアップ)は、ダスタンを見込んで養子として家族に迎え入れる。
それから、ダスタン(ジェイク・ギレンホール)は、シャラマンの血を引く王位継承者の長男・タス王子(リチャード・コイル)、次男・ガーシヴ王子(トビー・ケベル)に次ぐ第3の王子として育てられ、“ペルシャの獅子”と呼ばれるほどの勇者に成長した。そんなある日のシャラマン不在時に、シャラマンの弟・ニザム(ベン・キングズレー)は、国境近くの都アラムートが敵国へ武器を売りさばいているという情報を入手。王子たちとの話し合いの結果、直ちに攻め入ることが決まる。かねてからシャラマンが聖なる地アラムートには手を出してはいけないと言っていたので、最初は反対するダスタンだったが、決まったからには戦の犠牲を最小限に抑えようと、自身の部隊を引き連れて単独行動をとる。このことが功を奏し、ダスタンの活躍によりペルシャはアラムートの制圧を成し遂げる。アラムートの王女・タミーナ(ジェマ・アータートン)は、武器製造所の存在を否定し抵抗していたが、ダスタンが戦利品として得た短剣を腰にしているのを見て大人しくなった。
ところが、聖地への進軍はシャラマンの怒りを買い、タス王子は許しを得るために武器供与の証拠を探しに出る。一方、ダスタンは、タス王子の代わりに、戦勝の宴でシャラマンをもてなし、タス王子からシャラマンに贈るようもらったアラムートの法衣をシャラマンに着せる。タミーナをタス王子ではなくダスタンの妃にするよう命じたシャラマンは、突然苦しみだして絶命する。衣に毒が塗られていたのだ。シャラマンに法衣を贈ったダスタンは、国王暗殺者の汚名を着せられて捕らえられそうになるが、タミーナに促されながら一緒に王宮から逃げるのだった…。

すべての謎を解く鍵は、タミーナ一族が太古から守り続けてきた“時間の砂”にありました。ダスタンが手に入れた短剣は、いわばそれを発動するための道具だったのです。その短剣をめぐってのハラハラドキドキの冒険活劇、権力闘争、ラブロマンス、兄弟の絆などが描かれ、登場人物も単純ながら魅力的でした。私が特に好きな登場人物は、砂漠の悪徳商人・シーク・アマール(アルフレッド・モリナ)とその手下でナイフ使いの名人・セッソ(スティーヴ・トゥーサント)です。彼らは懸賞金目当てにダスタンを捕まえますが、あることを契機に一緒に冒険をすることとなります。悪人なのに恩を忘れない、どこか憎めないキャラクターでした。
本作はペルシャをアメリカ合衆国、アラムートをイラクに置き換えた見方もできますが、その辺は賛否両論あるところでしょう。それよりも毛利元就の逸話「三本の矢」にも通ずる“兄弟の絆”や、映画館の大画面に映える見ごたえのあるアクションに注目して楽しんだ方がいいと思います。
ちなみに本作は、アメリカの同名アクションゲームの実写化作品ですが、ストーリーは映画オリジナルであり、ゲームのストーリーとの関連性は全くないそうです。