- 2009年2月15日
映画『ハンサム★スーツ』に、塚地武雅さんは大木琢郎 役で、谷原章介さんは光山杏仁 役で、北川景子さんは星野寛子 役で出演しています。
映画サービスデーである1日に劇場に観に行ってきました。
●導入部のあらすじと感想
母親の遺した庶民的な定食屋「こころ屋」を営む心優しいブサイク男・大木琢郎(塚地武雅さん)は、新人アルバイトで超美人の星野寛子(北川景子さん)に恋をして思い切って告白するが、あさっり振られてしまい、しかも寛子は店に姿を現さなくなる。
そんなある日、友人の結婚式に着ていくスーツを買いに「洋服の青山」に訪れた琢郎は、店長・白木(中条きよしさん)の強引とも言える勧めで、着るだけでハンサムになれるスーツ『ハンサムスーツ』を試着。すると、琢郎は顔も体型も見事なまでにハンサムな男性に変身した。
ハンサムな男性に変身した琢郎は、意気揚々と街を歩き、モデル事務所「ザウルス」の社長・神山晃(伊武雅刀さん)にスカウトされる。琢郎は、光山杏仁(谷原章介さん)として、瞬く間にカリスマモデルとして人気を集める。
以来、琢郎は、寛子の代わりに入った新人アルバイト・橋野本江(大島美幸さん)に支えられながら、定食屋の主人と人気モデルの二重生活を送る。
そんな中、店の近くの公園で寛子を見かけた琢郎は、光山杏仁の姿で寛子に告白。しかし、またしても振られてしまうのだった…。
寛子絡みの結末も含め、正直言ってベタな展開ではありましたが、それでもなお面白く感じました。それは、やはりテーマがしっかりしていたことと、それぞれのキャラクターが極端なまでにはっきりしていて、いい味を出していたからだと思います。個人的に主人公以外で特に面白かった登場人物は、杏仁をライバル視して杏仁の秘密を暴こうとする人気モデル・大沢勇気(山本裕典さん)です。
人は、誰もがうらやむような象徴的な“成功”を手に入れることだけが“幸せ”だと思いがちです。でも、それ以上に大切な、自分じゃないと感じられない“幸せ”というものもあり、実はそれは日常の生活にあふれているんだと感じさせてくれるお話でした。
劇中では、主題歌も含め、80~90年代の名曲が流れます。私が音楽というものを意識して聴くようになったのもそれくらいの年代だったので、とても懐かしかったです。映画の雰囲気にもぴったりだと思いました。