ヤメゴク (大島優子さん)

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大島優子さんは、TBS系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』に永光麦秋 役で出演しています。
昨日は第2話が放送されました。
●あらすじと感想
警視庁組織犯罪対策部第三課に設置された暴力団離脱者電話相談室、通称“足抜けコール”担当の刑事・永光麦秋(大島優子さん)は、警察の本来の業務範囲を越えて足抜けした者の再就職活動にまで手を出すなど逸脱した行動をしています。にもかかわらず処罰されず、しかも人事介入までできるようです。庁内では、人事担当の大物と男女の関係にあるからではないかと噂されています。
そんな彼女が今回離脱のサポートをしたのは、指定暴力団「関東貴船組」の二次団体であった倉持一家の親分・倉持省吾(でんでんさん)です。苦労の甲斐あってビジネスホテルへの就職が決まりましたが、その矢先、ホテルはヤクザから嫌がらせを受けるようになります。
一方、倉持の小指再生手術を施した有留医院には嫌がらせの電話があり、ついには抗議集会が開かれる事態になります。麦秋の妹で有留医院に勤める看護師・遥(本田翼さん)から連絡を受け、麦秋と三ヶ島翔(北村一輝さん)が病院に駆けつけると、医師・有留章子(山口紗弥加さん)が過去に暴力団の指詰めに協力したことに対する抗議の声が上がっていました。しかし麦秋は、何人かの先導者が元・倉持一家の構成員だと見破って逮捕。他の近隣住民にも「暴力団の力を借りる人は、たとえカタギでも私は許しません」と言って戒めました。
実はホテル、病院どちらの嫌がらせも関東貴船組の差し金によるものでした。「極道の道は極道にのみあれ。命ある限り逃げ出すことは許されない」という関東貴船組の組長・橘勲(遠藤憲一さん)の意向を汲んでやったことです。
暴力団に脅されて過去にヤクザの指詰めを2回請け負った事実が明らかとなった章子は、全国暴力追放運動推進センターの暴追アドバイザー・佐野直道(勝地涼さん)から紹介された弁護士と一緒に自首する運びとなりました。情状酌量の余地がありそうです。
倉持は、関東貴船組の差し金である久瀬組の連中によって拉致監禁され、法外な足抜け料を払うよう脅迫されますが、麦秋に助けられました。麦秋が屈強な男たち相手に身一つで立ち向かい、容赦なく叩きのめしたのです。倉持はホテルの支配人の紹介で引越し屋の作業員として再出発する運びとなりました。
「一般市民にヤクザの受け皿になれなんてあり得ない。そもそも一般市民はヤクザと関わり合いになりたくない。それ以前に考えたくもない。そのために警察に税金を払ってるんだくらいに思ってる」ということを麦秋から諭される三ヶ島。しかし、彼の説得が功を奏して、家出した倉持の妻・幸子(三浦理恵子さん)が戻って来ました。前途多難な倉持と一緒に歩いていく覚悟を決めてくれたようです。

麦秋が倉持に言った「もっと苦しんでください。あなたが苦しめてきた人たちの分まで苦しんでください。苦しんで苦しんでそうしてそこからあなたはカタギに這い上がっていくんです」という言葉や、「警察のこともヤクザのことも忘れ、ただまっとうなシノギを一心不乱にして、そうしてあなたはカタギになっていくのです」という言葉が印象的でした。
麦秋が“ヤメゴク”と呼ばれるのは、“ヤクザを辞めさす極道”という意味合いもあるようです。麦秋は、ホテルの支配人には「倉持を雇ってもらい解雇してもらう」という依頼をしていましたし、関東貴船組には倉持の居場所を密告してアクションを起こさせていました。それは、倉持に「元ヤクザを受け入れる社会なんてない」という現実を思い知らせる意味合いもあったでしょうし、そして何より、関東貴船組が倉持に対して危害を加えることで、使用者責任で組長の橘を逮捕することが目的だったようです。しかし、関東貴船組はそれを見越して他の組の連中を使いました。なんとも狡猾な暴力団です。
麦秋がヤクザを憎んでいるのは、亡き父親と関係があるということでしょうか。麦秋は、三ヶ島に「個人的な恨みがあるのはヤクザだけじゃありません。私はある2人の人生を全力で否定したいんです。否定…いや殺しても殺し足りない」とも言っていました。今後の展開も気になります。
本作は、『相棒』『ATARU』などの脚本に携わっている櫻井武晴さんによるオリジナル脚本で、『ケイゾク』、『トリック』、『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』などで知られる堤幸彦さんが演出を手掛けています。