WOOD JOB! (染谷将太さん)

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映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』は、三浦しをんさんの小説『神去なあなあ日常』を原作に、『ウォーターボーイズ 』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が脚本・監督を務めた作品です。
染谷将太さんは、平野勇気 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
大学受験に失敗し、彼女からも振られてどん底の平野勇気(染谷将太さん)は、たまたま目にしたパンフレットの表紙の美女に惹かれ、軽い気持ちで1年間の林業研修に参加することにする。
そんな勇気を待っていたのは、過酷な林業と携帯の電波もコンビニもない村での不自由な生活だった。勇気は、ワイルド過ぎる教官・飯田ヨキ(伊藤英明さん)の厳しい指導と、常に危険と隣り合わせの現場に悪戦苦闘する。
はじめこそ村から逃げ出そうとする勇気だったが、温かい村人たちと出会い、豪快な大木の伐倒を目の当たりにするうち、次第に林業の魅力に気づいていくのだった…。

都会育ちのお気楽青年の勇気が、林業という仕事と向き合って、地元に生きる様々な人と交流する中で、大切なものに気づかされて成長していくお話でした。
粗野でぶっきらぼうながらも情の深いヨキや、勇気が淡い恋心を抱く相手で、大型バイクを乗り回す男勝りな美女・石井直紀(長澤まさみさん)、村のご意見番・山根利郎(柄本明さん)をはじめ、勇気を取り巻く村人たちのキャラクターが魅力的でよかったです。
林業の世界がリアルに描かれていたのも興味深かったです。ロケは、原作でも神去村のモデルとなった三重県津市美杉町で行われ、セット撮影はなくオールロケだったそうです。すべての林業シーンを吹き替え無しでキャスト自らが演じていて、チェーンソーなどを使って大木を切り倒すシーンは緊迫感も伝わってきました。30メートル近くある高い木で種取りをするシーンは、木の上からの景色がとても雄大で美しかったです。
そして、なんといってもクライマックスの祭りのシーンが壮大で迫力があって面白かったです。ふんどし姿のエキストラが1600人参加し、御神木とそれを滑らせる木製レール、的になる女陰まで実物大の美術セットが山の上と麓に作られ、CGをほとんど使わず、限りなく実写で撮影されたそうです。本当に大迫力のふんどし祭りでした。
勇気が研修を受ける中村林業の親方・中村清一(光石研さん)の「おかしな仕事やと思わんか。農業やったら手間暇かけて作った野菜がどんだけうまいか、食べたもんが喜んだか分かるけど、林業はそうはいかん。ええ仕事をしたかどうか結果が出るんは、おいらが死んだあとなんや」というセリフが印象的でした。今植えた木は100年後の子孫が切り倒すものであり、今切り倒した木は100年前の祖先が植えたものという、人の一生を超える林業のスケールの大きさを思い知らされました。
エンドロールの後にもほっこりするワンシーンがございますので、ご覧になる方はお見逃しの無いようお気をつけください。