実験刑事トトリ2 最終回 (高橋光臣さん)

takahashimitsuomi02

高橋光臣さんは、NHK総合の土曜ドラマ枠にて放送されている連続ドラマ『実験刑事トトリ2』に安永哲平 役で出演しています。
先週は最終回(第6回)が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
恵成学園の理事長・新井亜希子(岸本加世子さん)は、学園運営のために、みかわ出版から賄賂を受け取っていた。それを知った正義感の強い教員・田中香織(吉田羊さん)は、亜希子に対して理事会に調査を依頼すると迫る。学園の名に傷がついて子どもたちが苦しむと考えた亜希子は、香織の口を封じるために犯行を計画して実行に移す。初等科の合唱部の合宿訓練を利用して香織を殺害したのだ。
警視庁捜査一課のトトリこと都鳥博士(三上博史さん)と安永哲平(高橋光臣さん)が捜査にあたる。学園の合宿所は同じ造りの北棟と南棟があり、2つの棟は徒歩で10分離れていた。トトリたちは生徒の1人・市倉連(篠田涼也さん)の証言から、香織が持っていた歩数計に注目し、実験を開始するのだった…。
トトリが亜希子に対して言った「ペンギンは大昔、空を飛ぶ事ができたんです。しかし、泳ぐ事に特化してしまったため、飛ぶ能力は失われてしまった。あなたも立場の変化によって、本来教育者として大切なものを失ってしまったのかもしれませんね」というセリフが印象的でした。
「感情に振り回されては真実を見誤る」とトトリから指摘されたこともあり、自分は刑事に向いていないのではないかと悩み、退職願まで準備していた安永。しかし、トトリと和解したことで踏みとどまりました。今回トトリは、妹・マコリン(栗山千明さん)がストーカーにケガをさせられたことで動揺し、一時的に捜査に支障をきたします。冷静さを欠いた人間らしいトトリを見た安永はほっとしました。トトリもまた、自分がそうなることにより安永の人間らしい面を少しは認めたようです。融通がきかず優しさに欠ける時もあるトトリでしたが、今回は罪を認めた亜希子の「もう一度、子どもたちの歌を聞かせてもらえませんか?」という願いを聞き入れたのです。
「もうちょっと、都鳥君と一緒にやらせてもらえますかね?」と言う安永に、トトリは「構いませんよ」と答え、「学園長の話を聞いて思ったんです。未熟な子の成長をゆっくり見守っていくのもいいかなと…」と言いました。結局、安永のことを「先輩」と呼びながらも上から目線のトトリですが、安永もまんざらでもないようです。トトリと安永のコンビぶりをまた観たいです。