テルマエ・ロマエII (阿部寛さん)

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映画『テルマエ・ロマエII』は、ヤマザキマリさんの同名漫画を実写映画化した『テルマエ・ロマエ』の続編です。
阿部寛さんは、ルシウス役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
現代の日本の風呂文化を模倣して名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛さん)は、コロッセオで闘うグラディエーター(=剣闘士)の傷を癒やすためのテルマエ(=浴場)建設をアントニヌス(宍戸開さん)から要請される。ハドリアヌス帝(市村正親さん)の意向とあって引き受けたルシウスだが、どうにもアイデアが浮かばない。そんな中、またもや現代の日本へタイムスリップしてしまう。そしてまたしても現代日本の風呂に関する様々な物品などからアイデアを取り込んでローマで再現して高い評価を得る。
続いて子ども用のテルマエ建設を頼まれて頭を抱えるルシウスは、再び現代日本へタイムスリップ。そこで山越真実(上戸彩さん)と再会する。真実は温泉旅館の娘でありながら「風呂が描けていない」という理由で漫画がボツとなり、風呂の勉強がてら温泉紹介雑誌の記者をやっていた。2人が再会した場所は温浴施設「湯~とぴあ」だ。そこでルシウスは、真美から“ユートピア”とはどこにも存在しない理想郷という意味であると知らされるのだった…。

基本的なフォーマットとパターンは、前作と同じでした。でもあえてそうしたという感じで、前作ほどの目新しさはないものの、小ネタ満載でパワーアップしていました。ツボ刺激の「足ふみくん」にマッサージチェア、バスクリンに始まり、ウォータースライダーや手品ショーなどもカルチャーギャップのギャグになっていて面白かったです。また、グラディエーターと相撲力士を重ね合わせる演出もよくできていて、元力士がアケボニウス(曙)、コトオウシュヌス(琴欧洲)といった具合に出演していたのもユニークでした。炭焼き小屋の老人・三郎(いか八朗さん)の「ヘイヘイホー」、草津の湯もみショーの女・峰子(松島トモ子さん)と動物の共演、ゴッドハンドを持つ指圧の神・浪越徳三郎(菅登未男さん)やラーメン屋の店主(白木みのるさん)などの小ネタも面白かったです。
今回はブルガリアの巨大スタジオにコロッセオを含む壮大なオープン・セットを建造し、エキストラ5000人を動員して撮影が行われたそうです。それだけに前作以上にスケール感がアップしていました。特にラストの大きなテルマエやCGも駆使されたコロッセオでの戦いのシーンは迫力がありました。
物語としては、ハドリアヌス帝と元老院の権力争いにルシウスたちが巻き込まれていくといった話がメインでした。前作では女癖が悪いという印象しかほとんどないケイオニウス(北村一輝さん)ですが、本作ではなかなかどうしてカッコ良かったです。もちろん、ルシウスも負けていません。肉体美は健在でしたし、「望まなきゃ、夢は叶わん!」「命を惜しむより、なすべきことに命を懸ける。それが ローマ人の誇りだ」といった言葉も印象的でした。