民王 (草刈正雄さん)

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草刈正雄さんは、テレビ朝日系列の毎週金曜深夜の「金曜ナイトドラマ」枠にて放送されている連続ドラマ『民王』に蔵本志郎 役で出演しています。
昨日は第4話が放送されました。
●あらすじと感想
武藤泰山(遠藤憲一さん)とその息子・翔(菅田将暉さん)と同じく、憲民党党首・蔵本志郎(草刈正雄さん)とその娘・村野エリカ(知英さん)も心と体が入れ替わってしまったことが判明。早速、防衛省の技術研究本部で脳波の検査をしたところ、泰山と翔に埋め込まれたものと全く同じチップが同じ手口で蔵本たちの歯にも埋め込まれていた。
長年いがみ合ってきた泰山と蔵本だが、情報を共有して共に犯人を暴こうと手を組むことを約束する。意気込む泰山と蔵本とは対照的に落ち込みっぱなしの翔とエリカ。そんな中、追い打ちをかけるように南真衣(本仮屋ユイカさん)から秘書見習いを辞めさせてほしいという申し出があり、翔(見た目は泰山)はショックを受ける。理由を尋ねると、真衣が共同経営者を務めている職業紹介会社が仕事を紹介したシングルマザーの女性が急に解雇を言い渡され、3歳の子どもを抱えて途方に暮れているからどうにかしたいとのこと。それを聞いた翔は、泰山(見た目は翔)に一緒に行って話を聞いて解決に導くようお願いした。
真衣とシングルマザー・山里木綿子(津乃村真子さん)と一緒に解雇通告をした会社を訪れて話を聞いた泰山は、山里本人が諦めていることもあり、他の仕事を探してあげれば済むことだと提案。すると真衣は失望し、絶交を言い渡すのだった…。
今回は主に官房長官の狩屋孝司(金田明夫さん)のスキャンダルと、真衣絡みの案件の2本立てでした。共通して重要とされたのは、“トップがいかに部下を守るかということ”、“トップの判断にどんな義があるかということ”でした。
狩屋は更迭の危機に陥りますが、衆議院予算委員会で翔(見た目は泰山)が義理人情を示して弁明。党の重鎮議員たちからは更迭するよう命じられていましたが、突っぱねたのです。エリカ(見た目は蔵本)も翔から刺激を受けて、自身の党のスキャンダル議員について業務に支障がない限り更迭はないと発表しました。エリカが翔に抱きついて頬を寄せ、翔から大切なことを学んだと感謝の気持ちを伝える場面は、ビジュアル的に面白かったです。
シングルマザーの大変さをおもんばかる翔の熱意にほだされた泰山は、公安の新田理(山内圭哉さん)に連絡し、解雇通告をした会社の社長・桐月一郎(越村友一さん)の素性を探るよう命じました。一郎の不当な解雇動機を突き止めた泰山は、一郎にそれを突きつけます。しかし、一郎は悪びれる様子もなく開き直りました。そこへ一郎の父親であり社長を退いたばかりの会長・桐月有三(大出俊さん)が乗り込んできて、一郎の更迭を言い渡します。泰山は実は有三の知り合いだったので、一郎の悪行を報告しておいたのです。有三が社長に復帰することになり、山里の解雇は取り消されました。真衣は泰山(見た目は翔)に抱きついて、感謝の言葉を述べて「翔君は私にとって特別な人」と言いました。その様子を見てしまった翔(見た目は泰山)は複雑な表情を浮かべます。今後の展開も気になります。