水球ヤンキース 最終回 (大原櫻子さん)

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大原櫻子さんは、フジテレビ系列にて毎週土曜夜11時10分から放送されていた連続ドラマ『水球ヤンキース』に岩崎渚 役で出演しました。
一昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想
カス高と水蘭の運命の決戦の日がやって来ました。全国高校水球選手権栃木県予選の決勝戦です。稲葉尚弥(中島裕翔さん)は昨夜何者かによって襲われて右肩を負傷していましたが、チームメイトには痛いそぶりを見せずに健闘。チームみんなのレベルが上がったこともあり、カス高は第1ピリオドで1点リードしました。しかし、尚弥はケガの痛みが増して隠せなくなり、そのことに気づいた水蘭がその弱点を突いて、第2ピリオドは試合の主導権を握って猛反撃。逆転されて点差は7点まで開いてしまいました。
水蘭の水球部顧問の庄司真冬(倉科カナさん)が「この試合で将来を棒に振ることはない」と尚弥に棄権を勧めますが、尚弥はカス高の未来がかかった大事な試合であることを理由に断固拒否。三船龍二(山﨑賢人さん)が、第3ピリオドは休んで医務室で治療して来るよう提案しました。チームメイトたち、カス高の水球部顧問・青山千春(大政絢さん)も、仲間としてそれに同意。尚弥は一旦戦線離脱して医務室に向かいました。
尚弥に思いを寄せていた柴田理子(佐野ひなこさん)ですが、尚弥の為を思って岩崎渚(大原櫻子さん)の背中を押します。そして尚弥のことを心配する渚は、尚弥の後を追って医務室に行きました。尚弥の覚悟を目の当たりにした渚は、尚弥の右の手のひらにマジックで“てっぺん”という文字を書いて、手を握りながら応援の言葉をかけました。
教職員や商店街の人たちの応援に勇気づけられたカス高は、たった6人で水蘭と互角以上に戦い、第3ピリオドで逆に点差を縮めて5点差となりました。そして迎える最終ピリオド、尚弥が復帰します。そこへ尚弥が憧れていた伝説の先輩・黒澤義男(横山裕さん)も応援に駆けつけてくれました。黒澤が尚弥に「諦めなきゃ終わらねえ。可能性は無限大だ」と、出会った時と同じ言葉をかけ、尚弥は「はい!」としっかり返事をしました。
最終ピリオド、カス高魂を見せようと団結するカス高と、北島虎雄(高木雄也さん)の進言で正攻法で戦う水蘭。両者は一進一退の攻防を繰り広げますが、残り30秒でついに同点となりました。虎雄のシュートを尚弥が阻み、カス高みんながパスを繋げ、残り1秒で尚弥によって放たれたシュートがゴールに突き刺さりました。カス高が勝利したのです。試合後、尚弥は渚に好きだと告白。渚も好きだと返事しました。その様子を陰から見ていたカス高水球部チームメイトたちは、ひやかしながらも祝福ムード。龍二も渚に微笑みかけてお互いにうなずく仕草をしました。こうしてカス高水球部の夏が終わりました。
それから3カ月後。水蘭では、監督を辞めた真冬の代わりに、虎雄が“打倒カス高”を目指して新チームの指導に当たっています。カス高は廃校の話もなくなり、今は来期に向けて水球部の部員を募集しています。千春はますます水球に夢中になっていて、水球が恋人の生活がしばらく続きそうです。カス高水球部のメンバーたちもそれぞれ次の挑戦を始めています。3バカトリオの一人・加東慎介(吉沢亮さん)は、デザイナーになって橋本環奈の服をプロデュースするという夢に向かってデザインの勉強を始めました。龍二は全日本選抜候補に選ばれ、大学の推薦も決まり、今は毎日トレーニングに励んでいます。対立していたカス高と水蘭も今ではすっかり交流ができて、千秋亮(間宮祥太朗さん)と前畑涼子(筧美和子さん)のカップル、そしてなんと宮口幸喜(矢本悠馬さん)と理子という意外なカップルも誕生しています。黒澤は夢だったカス高の教師になるために仕事の合間に受験勉強に励んでいます。真冬は水泳教室で子どもたちに水球を教えているようです。限界を感じて水蘭ではマネージャーに甘んじていた渚ですが、大学で水球を始めるつもりのようです。みんな尚弥と出会って大切なことを教わったからでしょう。当の尚弥は、いじめられている少年を助けていました。自分がかつて黒澤からしてもらったように、その少年を叱咤激励して学生服の上着を羽織らせます。そこへ龍二から「行こうぜ、番長」と呼びかけられ、尚弥は龍二たちカス高水球部メンバーみんなと共に歩き出しました。尚弥が帰る場所はもちろん渚のいる家です。渚の部屋には、カス高が全国高校水球選手権大会で優勝した時の写真が飾ってあるのでした…。
尚弥がカス高水球部のメンバーたちに教えた「諦めないで一歩踏み出せば、何かが変わる。一歩ずつ上っていけばいいんだ。そうすりゃ、どんな高い壁だって乗り越えられる。大切なのは踏み出す勇気。そうすれば、きっとそこに最高の仲間がいる。おまえたちといれば何も怖くない。この7人だったら何だってできる。奇跡だって起こせるんだ。奇跡ってのは、バカみたいに諦めないで信じ続けた奴だけがつかめるんだ」といった言葉が印象的でした。