空飛ぶ広報室 (柴田恭兵さん)

shibatakyohei

柴田恭兵さんは、TBS系列の日曜劇場枠にて放送されている連続ドラマ『空飛ぶ広報室』に鷺坂正司 役で出演しています。
先日は第7話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
稲葉リカ(新垣結衣さん)は、空幕広報室で毎年作成している航空自衛隊のイメージアップのためのプロモーションビデオ撮影に同行し、航空救難団の救難員、通称“メディック”の活動を取材することになる。
厳しい訓練過程をクリアしないとメディックになれないのは、そうしないと現場に出た時に死んでしまうからと説明する救難員・佐伯(鈴木亮平さん)。リカが「大切な家族を残して自分が死んでしまうかもしれない、その可能性は考えませんか?」と尋ねると、佐伯は少し考えた後に「死なないために厳しい訓練を重ねてます。どうやったら要救助者を助けられるか、どうやったら生き抜けるか、それだけを考えます」と明るく答える。
1995年の阪神・淡路大震災の話を鷺坂正司(柴田恭兵さん)に聞くように、上司の阿久津守(生瀬勝久さん)から勧められていたリカだが、当時災害派遣に出ていた鷺坂が病気で入院中の妻の最期を看取れなかったということを知っていたのでずっと迷っていた。しかし、現場の救難員・佐伯の思い、「現場で働いている隊員たちの思いをもっともっと知って欲しい」という広報官・空井大祐(綾野剛さん)の思いを知り、リカは鷺坂にインタビューを頼むことにするのだった…。
リカが取材した百里救難隊のところには「That others may live ー他を生かすためにー」という言葉が額に入れられて飾ってありました。この言葉は救難隊のモットーで、「他の人を生かすためになさん、かけがえのない命を救うため、他を生かすために生きる」ということです。佐伯が以前助けた母親の子どもから送られた感謝の手紙をお守りだとして取り出し、「きついこともたくさんありますけど、これ見たら頑張らないわけにはいかないでしょ」と笑顔で話しているのが印象的でした
リカのインタビューに鷺坂が「妻よりも、言ってしまえば見ず知らずの人を助けることを選んだ自分は、自衛官としては正しい選択です。でも、夫として正しかったのかどうか…」と涙ながらに話していたのが印象的でした。人も自然もみんな愛した妻の散策記録帳から“みんな見ず知らずなんかじゃない。みんな守るべきものなんだ”ということを教えられた鷺坂は「雪子(=妻)は今も応援してくれてると信じています」と言いました。
自分の取材は正当だったのかどうか、鷺坂の傷をえぐっただけなのではないかと悩み、自分の仕事が怖くなるリカ。そんなリカに対して、阿久津が言った「このインタビューが実際番組に使えるかどうかは分からん。だが、おまえが誰かの物語を知ることで、違う形でもその思いを伝えられるのなら、意味はあるんじゃないのか」というアドバイスも印象的でした。
リカとアナウンサー・藤枝敏生(桐山漣さん)が付き合っているといのうは自分の誤解であると気づいて上機嫌になる空井。近くを並んで飛ぶ2機の編隊“エレメント”のようなリカと空井の関係は進展するのでしょうか。今後の展開も気になります。