下町ロケット (阿部寛さん)

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阿部寛さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『下町ロケット』に佃航平 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
佃航平(阿部寛さん)は、宇宙科学開発機構の研究員であったが、ロケット打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、父が遺した町工場・佃製作所を継いだ。そして社長就任後もロケットエンジンを作る夢は捨てきれず、会社でロケットエンジン関連の研究開発を行っている。しかし、その費用がかさんで経営を圧迫していることを営業チームは良く思っておらず、銀行から出向してきている経理部長の殿村直弘(立川談春さん)からも指摘されていた。
そんなある日、佃製作所は大口取引先である京浜マシナリーから突然取引中止を宣告され、資金繰りが困難な状態に陥った。メインバンクの白水銀行に3億円の融資を申し込むが、研究開発を続けるならば難しいと渋られる。追い打ちをかけるように、今度はライバル会社で大手のナカシマ工業から特許侵害で訴えられてしまう。卑劣な法廷戦略を得意とするナカシマ工業が相手では、裁判の長期化だけで資金不足による倒産は避けられない。実はナカシマ工業の目的は佃製作所の技術力で、買収が目的だった。ナカシマ工業は事実上買収となる和解交渉を佃製作所に持ち掛けてきた。
航平が研究開発をやめるという苦渋の決断をするが、白水銀行は融資の再検討には応じなかった。先行きの見えない佃製作所に融資するよりも、融資せずにナカシマ工業の傘下に入らせた方が大きな取引ができて自分たち銀行にとって得策であると判断したのだ。
一度は会社を手放す覚悟を決める航平だったが、殿村の必死な思い、弁護士・神谷修一(恵俊彰さん)の提案を聞き、社員たちのためにも真っ向から戦うことを決意する。それは特許侵害の逆提訴だ。しかしその戦法は、失敗すれば佃製作所にとってさらなる被害をもたらす諸刃の剣である。
一方、日本を代表する大企業・帝国重工では国産ロケット打ち上げ計画が進んでいたが、その責任者である宇宙航空部の部長・財前道生(吉川晃司さん)は衝撃的な事実を知る。自社開発したロケット開発に欠かせないバルブシステムの特許は、佃製作所に先を越されていたのだ…。

原作は第145回直木三十五賞を受賞した池井戸潤さんの同名小説です。その続編である『下町ロケット2 ガウディ計画』が朝日新聞にて今月から連載されていて、本作のテレビドラマでは後半5話でその続編を映像化する予定。すなわち、物語の後半からは、ドラマと新聞連載が同時進行するという異例の試みとなるようです。
技術力はあれど金がない下町の弱小企業・佃製作所は、突然の取引打ち切り、銀行の貸し渋り、事実無根の特許侵害訴訟など、資金も人材も豊富な大企業からの理不尽な扱いによって窮地に追い込まれました。今後、航平の“ものづくり”への強いこだわりと技術への情熱が原動力となって、困難を乗り越えるたびに社員の絆が結束していき、こうした苦境に打ち勝っていくのでしょう。その過程で繰り広げられていくであろう様々な人間模様も楽しみです。