スーパーサラリーマン左江内氏 (堤真一さん)

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堤真一さんは、日本テレビ系列の毎週土曜夜9時「土曜ドラマ」枠にて放送されている連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』に左江内英雄 役で出演しています。
先日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
左江内英雄(堤真一さん)は、フジコ建設営業3課の係長だ。課長の簑島(高橋克実さん)が資料の不備について責任を追及する中、左江内は部下を庇うのかと思いきや逆にミスした部下のことを告げ口してしまう。彼は責任を取るのが大の苦手なのだ。
仕事が終わって左江内が帰宅すると、妻・円子(小泉今日子さん)から台所の洗い物をするように言われる。さらに左江内は自分や子どもの弁当を作っているが、高校生の娘・はね子(島崎遥香さん)から生姜焼きがしょっぱかったとクレームを言われる。しかも小学生の息子・もや夫(横山歩さん)からもなめられている。
ある日、左江内は、見知らぬ老人(笹野高史さん)から「スーパーマンになって世界を救ってみないか?」と声を掛けられる。無視して逃げようとするが、行く先々に老人が現れて付きまとう。一向に信じようとしない左江内だったが、老人が「よく考えておくように」と言って空を飛んで去って行くのを見て驚愕するのだった…。
急用で謎の老人からスーパースーツを借りた左江内は、結局スーパーヒーローをやるはめになってしまいました。でも服の生地からは忘却光線が発せられ、目撃した人物は数秒でその存在すら忘れてしまうため、正体を知られる事はなく活躍を記憶される事もありません。
家では鬼嫁と思春期の娘と小生意気な息子に虐げられ、会社では万年係長でうだつが上がらない左江内。そんな彼はスーパースーツの能力を生かして正義のために家庭や仕事の合間に奔走します。でもスーパーヒーロー・左江内が立ち向かうのは、怪獣や世界的悪の組織といった大きなものではなく、ごく日常の揉め事ばかりです。おじさんヒーローが滑稽ながらも健気に頑張る姿になんだか励まされます。
またお調子者の刑事・小池(ムロツヨシさん)と小池の太鼓持ち的存在の警察官・刈野(中村倫也さん)、左江内の部下で上昇志向が強くて出世を狙う池杉(賀来賢人さん)、同じく部下で左江内のことを心の底から頼りなく思っている蒲田(早見あかりさん)、フリーターでなにかと左江内に絡んでくる米倉(佐藤二朗さん)など、個性的なキャラクターが多数登場し、脚本・演出を務める福田雄一さんならではの絶妙な掛け合いや小ネタが満載で面白いです。
原作は 藤子・F・不二雄先生の漫画『中年スーパーマン左江内氏』です。