るろうに剣心 京都大火編 (佐藤健さん)

takeru08
映画『るろうに剣心 京都大火編』は、和月伸宏さん原作の漫画を基にした2012年公開の前作に続き、原作のクライマックスともいうべき「京都編」を2部作で実写映画化した作品の前編です。
佐藤健さんは、引き続き主人公・緋村剣心 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
1878年(明治11年)、兵庫の摂津鉱山。斎藤一(江口洋介さん)率いる警官隊が志々雄真実(藤原竜也さん)のアジトとおぼしき場所に乗り込むものの、返り討ちにあって逃げられてしまう。
一方、かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられていた緋村剣心(佐藤健さん)は、流浪の旅をやめ、神谷道場に居候。神谷活心流の師範代・神谷薫(武井咲さん)や仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんな中、剣心は、内務卿・大久保利通(宮沢和史さん)から呼び出されてある話を聞く。それは、かつて剣心の後継者として影の人斬り役を務めた志々雄が京都の裏社会で暗躍しているという話だ。剣の腕も頭の回転の早さも剣心とほぼ互角の志々雄は、剣心とは違って尋常ではない野心を持っていた。そのことを危険視した政府は、志々雄を斬りつけ火をつけて暗殺しようとした。しかし、全身に大火傷を負いながらも志々雄は一命を取り留め、自分を裏切った政府を転覆させようと画策。平和を望まない戦好きや武器商人などを集め、一大兵力を形成していた。政府は討伐隊を送り込むもののことごとく潰され、そこで白羽の矢が立ったのが剣心というわけだ。大久保は、剣心に一週間の考える期間を与え、引き受けてくれれば今まで目をつぶってきた剣心や剣心の仲間たちの数々の違法行為を完全に無かったことにすると言う。剣心と同行して一緒に話を聞いた相楽左之助(青木崇高さん)はもちろんのこと、後から話を聞いた女医・高荷恵(蒼井優さん)、そして薫も、実質的には志々雄の暗殺である京都行きの依頼に反対する。
その矢先、東京の紀尾井町にて大久保が暗殺される。志々雄一派の最強部隊“十本刀”の筆頭・瀬田宗次郎(神木隆之介さん)が、暗殺を企てていた者たちの仕業に見せかけて、先に殺してしまったのだ。大久保なき内務省を訪れた剣心は、伊藤博文(小澤征悦さん)に案内されて、志々雄に殺された警官たちの遺体の前で泣き崩れる家族たちの姿を見せられる。大切な人を失って悲しむ薫の姿をだぶらせた剣心は、これ以上犠牲者を出すわけにはいかないと考え、志々雄の野望を止めるべく京都行きを決心するのだった…。

本作では、弱肉強食を信条に日本制圧を目論む志々雄真実をはじめ、志々雄の腹心で剣心に匹敵する天賦の剣才を持つ瀬田宗次郎、御庭番衆の元番頭で剣心を逆恨みする四乃森蒼紫(伊勢谷友介さん)、料亭兼旅籠「葵屋」を営みつつ裏では元御庭番衆をまとめる元締め・翁こと柏崎念至(田中泯さん)など、個性豊かな強者が新たに登場します。
前作で話題になったアクションシーンも、本作ではさらにパワーアップしていました。特に剣心が京都に向かう途中の村で大勢を相手にするバトルシーン、剣心と宗次郎のファーストバトルシーン、新井赤空の最後の一振り(=刀)と赤ん坊の命を巡っての沢下条張(三浦涼介さん)と剣心のバトルシーン、ラストの京都大火を巡っての大勢の人たちが入り乱れる攻防戦、修羅と化した蒼紫と翁のバトルシーンなどが見応えありました。出演者だけでなく、カメラマンもワイヤーで吊って撮影したりして、次々と新しい手法が試されたそうです。その甲斐あってか、とても臨場感のある映像になっていました。
セットも凄かったです。とりわけ戦艦「煉獄」は準備から建てこみまで5カ月が費やされており、幅20メートル、全長120メートルにも及ぶ日本映画最大級の巨大なセットとのことです。
壮大なスケールながらも大味というわけでもなく、日本ならではの随所にこだわった繊細さも共存していて、その世界観にすっかり引き込まれました。
本作のラストでは謎の男(福山雅治さん)が登場しました。彼が剣心にどのような影響を与えていくのかも気になるところです。
後編となる『るろうに剣心 伝説の最期編』は来月13日公開予定です。