南極大陸 最終回 (タロ & ジロ)

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TBS系列の日曜劇場枠にて放送されていたTBS開局60周年記念ドラマ『南極大陸』が一昨日、最終回(第10話)を迎えました。
●導入部のあらすじと感想
地質学の研究者・倉持岳志(木村拓哉さん)は、カブースの火事、遭難、南極の高峰・ボツンヌーテンの初登頂など勝負の連続だった1年間の南極越冬生活を終え、迎えに来た「宗谷」に、第二次南極越冬隊との引継ぎのため乗り込んだのだが、激しいブリザードのため15頭の樺太犬だけを昭和基地に残し、日本に帰国することになってしまう。
新聞に犬たちを置き去りにしたという記事が掲載され、倉持たちは日本国民から批判を浴びせられる。倉持は、樺太犬の飼い主たち1軒ずつに、“南極での犬たちの生活”を伝える旅に出る。リキの飼い主・古館遥香(芦田愛菜さん)のリキを信じる気持ちに触れることにより、犬たちが生きていることを信じてやることが自分にできることだと気づいた倉持は、再び南極へ行く決意をする。
第三次南極観測隊の選考基準の中に【第一次及び第二次越冬隊に参加した者は除く】という項目があり、倉持は参加をを断念せざるを得なかったが、氷室晴彦(堺雅人さん)や星野英太郎(香川照之さん)の働きかけにより、再び南極大陸へ行けることとなった。そして倉持は、高岡美雪(綾瀬はるかさん)に「待っててほしい」と自分の気持ちを告げた。
昭和33年、南極観測船「宗谷」は、南極へと出発した。南極圏に到着し、前回の反省を踏まえ、白崎優(柴田恭兵さん)は「宗谷」で上陸を目指しつつ、空輸で越冬隊と物資を運び込む作戦を立て、一足先に昭和基地に偵察に行く役目を倉持に任命するのだった…。
タロとジロ以外はみんな亡くなっていたという結末は知っていたのですが、あともう少し早かったら生きているリキに再会できたかもしれないという場面は胸が痛みました。そして、やはり倉持とタロ、ジロとの再会は感動的でした。
日本の南極観測の新たな道を切りひらき、いわば戦後の“あきらめなかった日本”の象徴となったのは、犬たちでした。私たちも明日を信じて必死に生きていくことが大切なのだとあらためて思いました。