名もなき毒 (小泉孝太郎さん)

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小泉孝太郎さんは、TBS系列にて毎週月曜夜8時から放送されている月曜ミステリーシアター『名もなき毒』に杉村三郎 役で出演しています。
先日は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
子供向け書籍専門の出版社「あおぞら書房」で編集者をしていた杉村三郎(小泉孝太郎さん)は、映画館内で痴漢から救ったのをきっかけに菜穂子(国仲涼子さん)と交際。杉村が菜穂子にプロポーズした矢先、菜穂子が莫大な総売り上げを誇る今多コンツェルングループの会長・今多嘉親(平幹二朗さん)と妾との間にできた娘であることが判明する。杉村は嘉親が出した結婚の条件を飲んで、「あおぞら書房」を退社して今多コンツェルングループ広報室に勤めることになった。今多コンツェルンに関する実権を持たされず野心がないこともあってか、杉村は嘉親や広報室のメンバーと良好な関係を築く。
そんな中、嘉親の専属運転手をしていた梶田信夫(平田満さん)が自転車にはねられて亡くなった。梶田は、杉村が嘉親から結婚の許しを得た時、純粋に祝福の言葉をかけてくれた人で、杉村にとってはいわば恩人のような存在だった。杉村は嘉親の代理で梶田の通夜と告別式へ列席し、梶田の長女・聡美(深田恭子さん)と次女・梨子(南沢奈央さん)と挨拶を交わす。後日、嘉親の指示で杉村は梨子たちの相談に乗る事になった。犯人を捕まえるために父・梶田信夫の人生を本にしようと躍起になる梨子に対して、どこか消極的な聡美。杉村と2人きりになった聡美は「父は殺されたのかもしれない」と言い、父は若い頃に職を転々としており、堅気ではない仕事にも手を出していたということを明かすのだった…。
主人公・杉村が日常に潜む“毒”やその連鎖によって発生した事件を明らかにしていき、その過程で様々な人間ドラマが描かれていくようです。
原作は宮部みゆき氏の推理小説の杉村三郎シリーズ1作目『誰か Somebody』と2作目『名もなき毒』です。前半の第1話から第5話で『誰か Somebody』を、後半の第6話から第11話で『名もなき毒』の物語を展開する2部構成となっていて、前半のヒロインは梶田聡美 役の深田恭子さん、後半のヒロインは古屋暁子 役の真矢みきさんが務めています。
ごく普通の人間の心の中にも潜む“毒”。無意識であるにせよ意図的であるにせよ、その毒は我々の周りに波紋のように広がっています。毒を吐き出すのが人間であれば、唯一解毒できるのも同じ人間なのでしょうか。今後の展開が気になります。