学校のカイダン 最終回 (神木隆之介さん)

kamiki07
神木隆之介さんは、日本テレビ系列の毎週土曜夜9時枠にて放送されていた連続ドラマ『学校のカイダン』に雫井彗こと伊勢崎トオル役で出演しました。
一昨日は最終回(第10話)が放送されました。
●あらすじと感想
春菜ツバメ(広瀬すずさん)は、雫井彗(神木隆之介さん)の協力のもと階段を上がり続け、ついにプラチナを含め全校生徒を結束することに成功。さらに生徒たちを型にはめようとする教頭・金時平男(生瀬勝久さん)たちを陥落させた。次なる彗のターゲットは学校を牛耳る校長兼理事長の誉田蜜子(浅野温子さん)だ。実は彗の目的は、ツバメと一緒に蜜子を世の中の注目を浴びる存在に仕立て上げ、学校という蜜子の足をもぎ取ることだった。かつて明蘭学園の特別採用枠第一期生で生徒会長を務めていた彗は、5年前、プラチナ枠の生徒たちに疎まれイジメられ、その行き過ぎで足と未来が奪われた。
そして今回、彗の狙い通り、蜜子が5年前に保身のためにその事件を隠蔽していたことが公表され、明蘭学園は大混乱。彗を信じるツバメが真意を確かめようとするが、彗は明蘭学園と蜜子に復讐するために歴代の生徒会長を利用してきただけだと言い放つ。さらにマスコミや世論の制裁で、明蘭学園が消滅すると告げる。
蜜子は記者会見を開き、5年前の事件の責任を取って明蘭学園を廃校にし、学校法人珠ノ宮学院に受け渡すことを発表。要は明蘭学園を別の学校に売り払って一人だけ助かる算段だ。
ツバメは廃校を阻止するまで学校に立てこもって徹底抗戦すると宣言。他の生徒たちも同調し、立てこもりの準備を始める。ツバメの祖父・徳次郎(泉谷しげるさん)を中心とする生徒の保護者たちも協力的で、差し入れを持って来てくれた。
ツバメたちの学校立てこもりがマスコミによってセンセーショナルに報じられ、世間の注目が集まる中、彗は蜜子と会っていた。明蘭学園の身売りと同時にちゃっかり理事として残ることも取り付けていた蜜子は、一時的に表舞台から消えるだけで、教育者としてあり続けると彗に話す。すると彗は「まだ最終手段がある」と言い、絶対に蜜子を消し去ってみせると告げるのだった…。

ツバメは、マスコミを通じて、蜜子と彗に明蘭学園での合同記者会見を持ちかけました。
明蘭学園に姿を現した彗は、自分自身で自分を消し去ることで蜜子を道連れにして社会から抹殺すると宣言して実行しようとします。しかし、それを遮ってツバメが言葉を武器に戦います。彗に対しては「すべてを消し去ることでおしまいになんかしちゃいけない!思いを伝えることを諦めちゃいけないんだ!」と訴え、蜜子に対しては、蜜子が大事にしまっていた彗の生徒名簿に“卒業”でも“退学”でもなく“留年”という判が押されていたことを指摘し、何度も何度も読み返した跡のある彗の夢の詰まった論文が一緒に置かれていたことも明かし、いつか彗と夢見た学校がつくれた時に彗に学校に戻って来てほしいと考えていたのではないかと問いかけました。さらに彗に対して「あなたの本当の願いは、復讐なんかじゃない!失ってしまった高校生活を取り戻すことじゃありませんか?だから必死に学校を変えようとした!なのに、本当のことを伝えるのが怖くて逃げて憎しみでごまかして、丸ごと全部無かったことにしようとしている。でも、全部無かったことになんかできないよ。あなたは私に“言葉が世界を変える”と教えてくれた。でもこの世界には、言葉の力よりかけがえのないものがある。あなたは“3日ですべてが忘れられる”と言ったけど、私たちは、あなたのことを忘れることなんてできない!だって、あなたが消えたら、私の人生が変わっちゃうから!」と言って、突然、彗にキスしました。それから「無かったことになんか、できない」と再び言って、手を差し出して「一緒に学校に行こう。上がれない階段はない」と告げました。彗は泣きますが、その涙を拭いてツバメの手を握り、そのまま車椅子から立ち上がりました。振り返って蜜子に向かい、「もう一度、この学校に通いたい」と言いました。すると蜜子は売買契約締結書を掲げ、破りました。明蘭学園の身売りはなくなったのです。その場にいた全校生徒や、それをテレビを通して見ていた教師たちは喜びました。
明蘭学園の存続が正式に決まり、蜜子は金時を校長に任命し、学校を委ねることにしました。蜜子は事件の責任を取って退き、自分の資産も学校財団を立ち上げて寄付するとのことです。蜜子が「この学校を愛する人たちでさらに夢と希望のある学校をつくり上げて行ってください」と言うと、金時は「心して取り組みます」と答えました。
2年生として再スタートを切る彗と3年生になるツバメが、いつものように口喧嘩をしながら、桜の咲く明蘭学園に登校するところで物語の幕は閉じました。
彗がツバメに話した「今の世の中なんてな、ただのお祭り好きでしかないんだよ。“わっしょい、わっしょい”とみこしを担いで喜んでいるだけだ。あんなに騒ぎ立てているニュースだってな、3日も経てばみ~んな忘れるんだ」という言葉が印象的でした。かと言って「所詮、世の中なんて何も変わらない」として何もしなければ、悪化することはあっても、良い方向に変わることはないでしょう。言葉の力によって学校に革命を起こしたツバメと彗のように、行動を起こすことが大切だと感じました。