カンフー・パンダ2 (Kung Fu Panda 2)

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ドリームワークスのアニメーション映画『カンフー・パンダ2』は、2008年の『カンフー・パンダ』の続編です。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
前作でカンフーをマスターして“龍の戦士”となったパンダのポーだが、相変わらず食いしん坊でお調子者だ。しかし、カンフーの達人であるタイガー、モンキー、ヘビ、ツル、カマキリの“マスター・ファイブ”と共に技を磨きながら、平和の谷を守っていた。そんなポーたちの前に新たなる敵が現れる。それはオオカミたちを味方に付け、どんなカンフーの技も吹き飛ばす強力な武器、大砲を操るクジャクのシェン大老だ。シェンはカンフーを抹殺して中国ひいては世界征服を目論んでいるのだった…。
ポーはシェンとの戦いの中で、幼い頃の記憶が少しずつよみがえります。それはポーの誕生の秘密が関係していました。ポーとガチョウのミスター・ピンの家族の絆が感動的でした。
また、ポーとタイガーら仲間たちの絆も印象的でした。ポーたちは信頼と友情で結ばれ、お互いを思いやっていました。それが敵とのバトルにも反映されていて、ポーとタイガーら“マスター・ファイブ”の連係プレーは見事でした。
シーフー老師とポーの師弟の絆も健在でした。シーフー老師の教えのもと、今回ポーはカンフーの奥義“内なる平和”を体得しました。ポーは過去の悲しい出来事を受け入れることにより、今を生きることに目をむけ、新しい一歩を踏み出すことができたのです。大切なのはどういう過去だったかということではなく、これから自分が何者になりたいかだというメッセージが心に響きました。
そして、特筆すべきはやはりアクションシーンでしょう。特にポーと仲間のマスター・ファイブたちが繰り広げる超高速カンフー・アクションは見ごたえがありました。
少しだけですが、前作も含めた回想シーンがあるので、前作を観ておいた方がよりいっそう感情移入できて良いと思います。ちなみに本作の最後に3に続くような伏線がありました。また続編が実現するかもしれません。
明快なストーリーで、スピード感があり、笑いあり、涙ありの面白い映画でした。