JIN-仁- 完結編 (綾瀬はるかさん)

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綾瀬はるかさんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されている日曜劇場『JIN-仁- 完結編』に橘咲 役で出演しています。
一昨日は第5話が放送されました。
●第4話と第5話のあらすじと感想
南方仁(大沢たかおさん)は、医学館の多紀(相島一之さん)の依頼で川越藩主の妻・恵姫(緒川たまきさん)のこぶの治療をすることになりましたが、恵姫から「治療は無用」と拒絶されてしまいました。しかし、橘咲(綾瀬はるかさん)は、女子同士なら出来る話もあるかもしれないと一人で説得にあたります。咲は恵姫に皇女和宮(黒川智花さん)から貰ったクシを見せることにより信頼を得て、自身と仁との関係を暗に話して「意地を張っては、ろくなことがございませぬ」と説得。恵姫は治療を受けることを承諾して、仁と咲の手術により見事大きなこぶ=腫瘍を除去することができました。
ほっとしたのもつかの間、旅先の旅館で出会った少女・お初(畠山彩奈さん)が大怪我を負ってしまいました。すぐさま仁と咲はお初の治療にとりかかりましたが、手術中になんと仁の身体が消えてしまいました。その間に仁はお初が南方家に嫁ぐ映像や自分の生まれた家から仁という名前の自分ではない小学生が出てくる映像を見ました。つまり、お初が助かって大きくなると仁の先祖に嫁いでしまい、仁の先祖は本来出会うはずの先祖と出会わなくなり、仁は今の仁としては生まれなくなるから仁の身体が消えたというわけです。お初の怪我の症状が急変して、取り返しのつかない状態になったところで仁の身体が復活。さすがの仁もなす術も無くお初は亡くなってしまいました。いわゆる“歴史の修正力”を目の当たりにした仁は、あらためて自分の存在意義が分からなくなり悩みます。
そんな中、仁は歌舞伎役者の澤村田之助(吉沢悠さん)から、兄弟子の坂東吉十郎(吹越満さん)の診察を依頼されました。鉛中毒になって寝たきりになっている吉十郎は、延命のためには手足を切断しなければならない状態でした。しかし、吉十郎は最後の舞台に立ちたいと希望していて、田之助は吉十郎が芝居をできるようにしてほしいと仁に頼みます。しかし、この時代には鉛を身体の外に出す薬は存在しないため、仁は無理だと答えます。「無理一つ通さないで何が医者先生様だ!そんだったら辞めちまえ!」と田之助に発破を掛けられた仁は、治療に取り組むことにし、歴史の修正力に負けたくないと、完治を目指してのめり込みます。
吉十郎が舞台にこだわったのは、自分がすべてを捧げた芸を死ぬ前に父親として息子・与吉に見せて、自分亡き後に残された与吉に誇りを持って生きてほしかったからでした。だから吉十郎にとって手足を切って生きながらえることは大して値打ちはありません。そうした経緯を仁に打ち明けた田之助は「命の値打ちってのは、長さだけなのかい」と仁に問いかけ、仁は自分の気持ちに振り回されて、患者をきちんとみれていなかったことに気づきました。そんな仁に咲は、仁がこの時代に送られきた目的は、一人一人の命を救うことではなく、もっと大きな一人一人の世の営みを超えたもののためではないかとアドバイスしました。
残念ながら吉十郎はお客の前では舞台に立つことができませんでした。しかし、与吉の前で芸を披露することができました。与吉は、吉十郎がお芝居のことばかり考えているのが悔しくて反発していました。しかし、咲のおかげで、与吉は、吉十郎が芸を通して自分に話しかけようとしていたことを知り、吉十郎の芝居を見守り、合いの手を入れて応援しました。そんな親子の姿を見た仁は、残された時間を輝かせるという、長さでは語れない命の意味、医療の意味を感じました。与吉は吉十郎のあとを継ぐ意思を表明しました。仁もまた、世代を超え受け継がれていく芸のように、世の営みを超えていくもの、歴史の修正力に抗えるものを残したいと決意を新たにしました。
消毒用のアルコールを作ろうとした咲が、高濃度のアルコールに間違えて水ではなくペニシリンを混ぜてしまったことにより、ペニシリンの結晶化を生み出しました。仁は、それによりペニシリンの粉末を取り出すことができると確信。仁友堂は大喜びです。
一方、薩摩を訪れた坂本龍馬(内野聖陽さん)は薩摩と長州の仲を取り持つために奔走し、長崎で貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中を設立。その後史実通りに薩長同盟を斡旋しました。それから程なく龍馬は京都の寺田屋で襲撃されましたが、なんとか逃げ延びました。そんな龍馬から仁のもとに亀山社中でペニシリンを扱うことはできないかとの便りが来ました。仁は龍馬に今かかわると仁友堂に危険が及ぶのではないかと心配しますが、咲はここで貢献するのが仁友堂の使命だと仁の背中を押しました。
仁のおかげで大きく成長していく咲と、そんな咲や患者たちのおかげで大切なことに気づかされて成長していく仁。仁と咲はお互いにとってかけがえのない存在になっていると言えるでしょう。仁を懸命に支える咲に胸を打たれました。次回、仁はいよいよ本格的に龍馬とかかわっていくようです。今後の展開も楽しみです。