ドクターX3 (高畑淳子さん)

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高畑淳子さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第3シリーズ)』に白木淳子 役で出演しています。
先日は第3話が放送されました。
●あらすじと感想
今回は、かつて看護師の地位向上を勝ち取って“平成版春日局”として医学界にその名を轟かせる「日本看護師連合会」の会長・三原雅恵(岩下志麻さん)が現れ、彼女の孫娘・三原奈々子(森田彩華さん)の子宮頸がんのオペをすることになりました。
術前カンファレンスにおいて、大門未知子(米倉涼子さん)はがんを完全切除すべく骨盤内臓の全摘出を提案しますが、その術式では通常、人工肛門と人口膀胱の造設は避けられないため、術後の不自由さを考えて奈々子本人も家族もそれを望んではいませんでした。総長の天堂義人(北大路欣也さん)は、子宮以外の臓器を温存して化学療法併用放射線治療を提案する外科医長・足柄信太郎(高橋和也さん)を執刀医に命じます。未知子は第2助手を務めることになりました。
しかし、完治にこだわる未知子は、奈々子と雅恵を前にして再び骨盤内臓の全摘出を提案。患者側の希望を無視した術式を自信たっぷりに唱える未知子に、雅恵のみならず、“大奥”の異名をとる看護部を仕切る看護師長・白木淳子(高畑淳子さん)もひどく怒ります。
ところが、術前検査の結果、奈々子のがんは予想以上に進行していて、骨盤内の臓器を温存したまますべてのがんを切除することは無理であると判明しました。命を救う道は、未知子の提案した骨盤内臓の全摘出しかありません。奈々子は、足柄を信頼して術式の選択をはじめ彼にすべてを託すと宣言。結局、“不自由のない余命”よりも“不自由を強いられる寿命”を取って、骨盤内臓の全摘出をすることになりました。
そして迎えた奈々子のオペ。状態が想定以上に悪く、足柄は動揺して手を止めてしまいます。しびれを切らした未知子が、淳子の制止を振り切って執刀を代わりました。驚くほど速く的確に骨盤内臓の全摘を済ませた未知子は、人工肛門と人口膀胱の造設をせずに、今度は肛門括約筋温存及び代用膀胱再建術をおこないました。これで排便排尿機能は温存され、術後に不自由を強いられることもほとんどなくなったのです。しかも未知子は奈々子の卵巣組織の凍結保存も指示していて、奈々子が子どもを産む可能性も残しておきました。
オペ終了後、未知子のもとに来た淳子は、お礼を言うのかと思いきや「こういったことがいつも通用するとは思わないでください。担当医を押しのけての勝手な術式変更。迷惑の域をはるかに超えています!1000年早いわ!!」と一喝しました。さすが大奥総取締です。未知子は圧倒されて「めんどくせえ」と呟きました。
患者やナースをむやみやたらと食い散らかしたりせず、付け届けも受け取らない、おまけに院内きっての愛妻家で有名な“ミスタークリーン”の足柄でしたが、なんと奈々子と不倫をしていたことが判明しました。そのこともあり、天堂総長は、オペ中に動揺して執刀医を放棄したことは医者として許されるものではないとして辞表を書くよう足柄に命じました。
どうやら日本医学会のトップを狙っている天堂総長は、今回の件で雅恵に恩を売り、日本看護師連合会の協力を得る約束を取り付けました。そんな天堂総長に雅恵は、大門未知子だけは用心するよう忠告し、いずれ天堂総長の癌になるかもしれないと言いました。それに対して「心得ています」と答える天堂総長ですが、今後どのように未知子を利用していくつもりなのでしょうか。今後の展開も気になります。