ドクターX2 (遠藤憲一さん)

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遠藤憲一さんは、テレビ朝日系列の毎週木曜夜9時枠にて放送されている連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~(第2シリーズ)』に海老名敬 役で出演しています。
一昨日は第4話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
「生体腎小腸交換移植手術」の論文をまとめた近藤忍(藤木直人さん)は、外科統括部長の蛭間重勝(西田敏行さん)に目をかけられるようになる。
そんな中、銀座の人気クラブ「中園」のママ・四条留美子(釈由美子さん)が、蛭間を訪ねて帝都医科大学付属病院本院にやって来る。留美子は政財界や芸能界、スポーツ界、そして医学会にも太いパイプを持つ銀座の“女帝”で、蛭間を統括部長に押し上げた影の立役者らしい。留美子はステージIVのすい臓がんで、その上隣接する腹部大動脈に動脈瘤があるため、外科的な切除手術は難しい状況だった。蛭間と海老名敬(遠藤憲一さん)はGS療法という全身化学療法を勧めるが、留美子は蛭間の悪行も記された“黒革の手帖”を盾に外科手術を行うよう脅す。
一方、ひょんなことから留美子のCT画像を見た大門未知子(米倉涼子さん)は、「これ、私に切らせて」と言うのだった…。
今回は、ドラマ『黒革の手帖』を彷彿とさせる遊び心が盛り込まれていました。例えばクラブ「カルネ」が本作では「カルテ」になっていたりして、知らなくても成立するものの知っていればニヤリとさせられるといった感じでした。
蛭間が近藤をかわいがるようになり、なんだか立場が危うくなってきた海老名。うまいこと言われて蛭間から留美子のおもりを押し付けられた海老名は、留美子の甘い言葉に心が揺れます。自分の手術を成功させたら、蛭間の秘密がぎっしり詰まった黒革の手帖をあげると言われたのです。その手帖があれば蛭間を失脚させることができるし、使いようによっては海老名自身が外科統括部長になることも可能だと説明する留美子は、「成功者はみんな、“ここ”ってタイミングで博打を打ってるの。そしてその博打に勝利して成功をつかんでる。あなたにとって、今がそのタイミング」と海老名を誘惑します。
蛭間から「大門にママ(=留美子)の手術を絶対にさせるな」と言われていた海老名でしたが、黒革の手帖を手に入れるために、蛭間の留守中に未知子に手術をさせてしまいました。手術は見事成功し、未知子は留美子から黒革の手帖を渡されますが、あっさりゴミ箱に捨ててしまいます。それを知った蛭間はゴミ箱を必死で漁ってなんとか手帖を手にすることができました。
飼い犬に手を噛まれると思って憤慨する蛭間でしたが、手帖を取り出した海老名は「敵は本能寺にあらず」と言って、蛭間の悪行が書かれていると思われるページをむしり取って次々と口の中に入れて飲み込みました。蛭間は喜んで海老名を抱きしめます。蛭間に恩を感じていたからかそれとも単に“意気地なし”だからか、海老名の反逆は無かったのです。蛭間と海老名の主従関係は続くのでしょう。
一方、近藤は蛭間から娘・裕華子(藤岡沙也香さん)を紹介され、学会にも同席して着々と出世街道を歩んでいます。未知子はそんな近藤から「これからは僕に付きませんか」と声をかけられますが、やはり「いたしません」とはねのけました。今後の展開も楽しみです。

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