ダンダリン (松坂桃李さん)

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松坂桃李さんは、日本テレビ系列の毎週水曜夜10時枠にて放送されている連続ドラマ『ダンダリン 労働基準監督官』に南三条和也 役で出演しています。
昨日は第7話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
南三条和也(松坂桃李さん)は、普通で平和で合理的で静かな生活を望む人物であったが、最近は変わってきていた。西東京労働基準監督署では、仕事に差し障りない医学研修をわざわざ受けに行った南三条のことが話題になり、小宮瑠璃子(トリンドル玲奈さん)は、南三条が“ダンダ化”しているのではないかと例を挙げて話す。
そんなある日、茅ヶ崎修司(中村倫也さん)が労働基準監督署にやってきた。会社からの帰宅途中に歩道橋から転落死した父・英夫(大高洋夫さん)に労災保険が認められるかどうかの相談だ。段田凛(竹内結子さん)が応対していたのだが、南三条が割って入り、書類を一式用意して懇切丁寧に説明し、「労災は必ず下りますよ」と断言する。しかし修司が帰った後、凛は南三条に対して「労災が必ず下りるって言い切ってよかったんでしょうか?」と疑問を呈する。
その後、凛の危惧していたことが起きてしまう。英夫は帰宅途中に私用で寄り道をしていたため、通勤中の事故に該当しなくなって労災が下りなかったのだ。そのことを謝罪しに茅ヶ崎家を訪れた南三条と凛は、事故の日の夕方に英夫が頭痛を訴えていたことを知る。
労災事故の可能性を疑った凛は、南三条と一緒に英夫が勤めていた「竹光製作所」を訪れて定期監督をする。配線のむき出しを指摘した凛は、事故当日に英夫がその破れたケーブルで感電して上から落っこちて頭を打っていたこと、社長の竹光(長谷川初範さん)から病院に行くことを止められて痛みを我慢して働いていたことなどを社員から聞き出す。その後現れた竹光は少しも悪びれる様子もなく英夫の悪口まで言い出す。それを聞いて、凛より先に南三条がブチ切れるのだった…。
昼間の事故で頭蓋内出血を起こし、夕方には限界に達して事故につながった可能性があると主張する南三条は、署長の真鍋重夫(佐野史郎さん)の反対を無視して、凛のアイデアを実行に移しました。遺族の許可をもらって、警察に話を持って行って解剖の嘱託を手配してもらい、英夫が亡くなった原因を突き止めるというものです。結果は残念ながら歩道橋の階段から落ちたことが死因で、直接的には製作所での墜落による傷は関係ありませんでした。労災死亡事故ではなかったのです。
「あいつにはまだ免疫がない。あんま入れ込み過ぎるとちょっとしたことでポキっと折れるぞ」と土手山が凛に忠告していましたが、土手山の不安は的中してしまったようです。まさに心が折れてしまった南三条は、凛に影響されてしまった自分を嘆いて弱音を吐きました。それに対して凛は、自らの信念もないままに動いていた南三条にがっかりしたと一喝。南三条は完全に自信を喪失してしまいました。
今回の騒動で勝手な行動を取ったことに関して、凛と土手山は真鍋から叱られます。しかし凛は謝罪することなく反論し、「傷つく人はいるかもしれません。それでも…それでも違反の可能性がある限り、真実を明らかにするためになら私は動きます。労働者が安全に働けるように企業を監督するのが私たちの仕事ですよね」と強く主張しました。何があってもブレない凛と、ブレてこれからどうしたらいいかわからなくなってしまった南三条。今後の展開も気になります。