BOSS2 (竹野内豊さん)

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竹野内豊さんは、フジテレビ系列にて毎週木曜夜10時から放送されている連続ドラマ『BOSS(2ndシーズン)』に野立信次郎 役で出演しています。
昨日は第7話が放送されました。
●あらすじと感想
第6話は田所幸子(長谷川京子さん)編でしたが、今回の第7話は花形一平(溝端淳平さん)編でした。ちなみに幸子はDV夫と離婚したことを今回明かしました。
今回の事件は、ある男が花形に逆恨みをして起こしたものでした。その男は、花形と同期入庁の元警察官・小暮雅夫(田中圭さん)で、警察学校を優秀な成績で卒業し警察署に配属されましたが、いじめが原因で精神的に不安定になり、万引きをして懲戒免職になっていました。小暮は、自分よりもレベルが低いと思っていた花形が警察署から特別犯罪対策室へ引き抜かれて刑事になったことが納得いかず、しかも警察学校の時には花形の方から同じ母子家庭だという話題で自分に近寄ってきたのに、刑事になったらすっかり自分のことを忘れていたことが許せなかったとのことです。なんとも幼稚な動機です。そんな小暮にボスこと大澤絵里子(天海祐希さん)は「人のせいにしている時点で人生終わっている」と言い放ちました。全くもって同感です。
今回面白かったのは、対策室設立の背景が描かれたことです。1stシーズンでは風評対策のために、上層部が仕方なく立ち上げることを了承したという感じでした。今回はその風評の元になったと考えられる事件が描かれました。それは絵里子と野立信次郎(竹野内豊さん)がバディを組んだ四課と一課の合同捜査がきっかけでした。四課と一課は連携がうまくいかず情報が錯綜して、刑事課のセクショナリズムが問題となりました。セクショナリズムとは集団・組織内部の各部署が自分たちが保持する権限や利害にこだわり、互いに協力し合うことなく、全体的な視野を持とうとしない思考・行動傾向のことで、俗に言う“縄張り意識”のことです。それがきっかけとなって、組織の枠を取り払った新しい部署・対策室が生まれることになったのです。野立が顎を触って手をかざすポーズを“かなりヤバい”というピンチのサインであると決めたのもこの時だったというのも面白かったです。その時に、野立が絵里子に「もう拳銃を撃つのはこれが最後にしてくれないか」と言ってその後告げようとしたのは、ひょっとして愛の告白だったのでしょうか? 絵里子は何も気づかずにその言葉を遮ってしまいました。絵里子は部下ができそうなことを野立に喜んで報告し、野立はそんな絵里子のために、上の者に不信感を持っている奴ら・岩井善治(ケンドーコバヤシさん)、山村啓輔(温水洋一さん)、片桐琢磨(玉山鉄二さん)、木元真実(戸田恵梨香さん)、花形を人選しました。それこそが絵里子を生かす道だと考えたからです。でも絵里子には人選の理由は組織と野立会には捨て駒が必要だからだと説明しました。いつもおちゃらけている野立ですが、今回はなんだかカッコよかったです。
今回も事件後、絵里子のもとに木元からメールが届きました。そのメールを見た絵里子は、隣にいた野立にも見せて、2人は同時に顎を触って“かなりヤバい”のサインをしました。最終回あたりの事件に絡んできて、木元も登場するということでしょうか。楽しみです。