99.9 刑事専門弁護士 (松本潤さん)

matsumotojun10

嵐の松本潤さんは、TBS系列の毎週日曜夜9時枠にて放送されている日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』に深山大翔 役で出演しています。
一昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
弁護士の深山大翔(松本潤さん)は、弁護士志望のパラリーガルの明石達也(片桐仁さん)とともにお金にならない刑事事件ばかり引き受けている。そんなある日、深山は何度も無罪を勝ち取っている実績を買われ、日本4大法律事務所の1つ、斑目法律事務所の所長・斑目春彦(岸部一徳さん)からヘッドハンティングされる。斑目は、弁護士として最大の名誉職である弁護士会会長の座を狙っていて、そのポイント稼ぎのために社会貢献の名目で刑事事件専門のチームを新設。同事務所の佐田篤弘(香川照之さん)は、以前検事だったこともあり、期せずして刑事専門チームの室長を任されるが、金にならない刑事事件には全く興味がない様子。斑目から1年後のマネージングパートナー昇格を条件に出され、渋々異動を了承したのだ。同事務所の立花彩乃(榮倉奈々さん)もこれまでの業務とは全く畑違いではあったが、斑目の命により仕方なく刑事専門チームに異動することとなった。
早速、斑目が殺人事件の弁護を引き受けるが、佐田はお手並み拝見として深山に丸投げするのだった…。
タイトルの“99.9”という数字は、日本の刑事事件における裁判有罪率を示しています。すなわち、一旦起訴されたらほぼ有罪が確定してしまうそうです。本作は、そうした絶対的不利な条件の中、残りの0.1%に隠された事実にたどり着くために難事件に挑む弁護士たちの物語が描かれていくようです。
鋭い観察力で常に事実を追求する深山、勝つためには手段を選ばない民事のプロ・佐田、挫折を知らずにエリートの階段を登ってきた優等生・立花。そんな一見ミスマッチな3人が今後どのようなチームプレイを見せてくれるのか興味深いです。また、ひょうひょうとした男で本音が読めない曲者の斑目、豪腕で鳴らし有罪率100%という実績を誇る次期検事総長候補で、深山との間になんらかの因縁がある大友修一(奥田瑛二さん)、そんな大友の右腕と称される検察官で有罪判決を勝ち取ることに激しい執着心を抱いている丸川貴久(青木崇高さん)など、個性的な面々が物語を引き立てています。
深山の「99.9%有罪だとしてもそこに事実があるとは限らない。0.1%に事実が隠されているかもしれない」「“真実”っていうのはさ、100人いたら100通りあるものなんだよね。でも起こった“事実”っていうのは、1つだけ」といった言葉が印象的でした。謎解きの面白さや逆転劇の爽快感が味わえそうで今後の展開も楽しみです。