夏の恋は虹色に輝く 最終回 (竹内結子さん)

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竹内結子さんは、フジテレビ系列にて毎週月曜夜9時から放送されていた連続ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』に北村詩織 役で出演しました。
昨日は第10話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
北村詩織(竹内結子さん)は、楠航太郎事務所で働きだしてから、楠大雅(松本潤さん)が不器用なりに努力していることがよく分かった。大雅は、詩織に一目惚れして、詩織や宮瀬桜(桐谷美玲さん)、伊良部譲(永山絢斗さん)たちと接する中で、少しずつ仕事に対する姿勢が変わり、コンプレックスもプライドも全部捨てて必死に俳優という夢を追い始めた。そんな大雅が、日本を代表する名俳優であり父親である楠航太郎(伊東四朗さん)のお墓で泣いていた日、雨上がりの空に綺麗な虹がかかっていたのを詩織は目撃していた。
大雅は名演出家・有栖川正志(石橋蓮司さん)の2週間に渡る厳しい稽古、ワークショップを終え、有栖川劇団の舞台『ハムレット』の練習参加メンバーに選ばれた。その間、大雅と詩織はお互いの仲を深めていき、大雅は、詩織の娘・海(小林星蘭さん)とも友情関係を築いてきた。しかし、海は、大雅にいつかは詩織と結婚して海の父親になりたいと告白されて、「パパなんかいらないもん!」と拒否してしまう。それは、亡き自分の父・勇樹のことも自分のことも詩織が忘れてしまうのではないかと心配したからだ。詩織は大雅に簡単に言ってほしくなかったと言い、海が納得してくれるまでは大雅と会わない決心をする。
大雅が、詩織と海のことを事務所社長・青木久雄(松重豊さん)に相談すると、どんな状況でもベストな芝居をするのが役者なんだから、今は石にかじりついてでも舞台の役を取ってこいと叱咤される。その後大雅は、福岡に行って勇樹の墓参りをして、そこで出会った勇樹の弟・春樹(塚本高史さん)に連れられて北村家を訪れ、あいさつをした。それから東京に戻って舞台稽古に励み、セリフのある従者役を与えられる。大雅が勇樹の墓と北村家を訪れたことを知った詩織は、大雅に激励の手紙を送った。
そして迎えた舞台当日。大雅はセリフを噛まずに堂々と演じることができた。楠家や事務所の人たち、親友の植野慶太(笠原秀幸さん)や譲、そして、詩織と海は大喜び。大雅はさらに客席の1番後ろの通路に父・航太郎の幻を見た。航太郎は拍手をしながら嬉しそうに頷いているようだった。
詩織は大雅を好きになっても勇樹と海のことを絶対に忘れないと海に話していた。舞台終了後、大雅のもとに詩織と海が現れた。大雅は海に突然父親になると言って驚かせてしまったことを謝罪し、自分が詩織と海のことを大好きであることは分かってほしいと言った。海は大雅と仲直りをして、詩織が今日の大雅カッコ良かったと言っていたことをこっそり教えた。それに大喜びする大雅と、2人が何を話していたのかが気になり尋ねる詩織。すっかり3人は家族のようだ。
大雅と詩織と海は砂浜に来た。「詩織」と呼び捨てにするのがまだぎこちない大雅とそのことを笑う詩織。波打ち際にいた海がそんな2人を呼んで、「見て」と空を指差す。2人は空を見て微笑み、手を繋いで海のところへ行って、3人で手を繋ぐ。3人の頭上の空には、綺麗な虹がかかっているのだった…。
大雅の成長物語と大雅と詩織の恋愛物語。さらに楠家や北村家の家族模様、それぞれの恋敵が登場するなど、盛りだくさんの内容でした。ただ、それだけに個人的にはどの描写も中途半端に感じられました。もう少しどれかに絞って話を展開してくれた方が満足感があったのかもしれません。大雅と譲や慶太とのやり取りは面白かったです。