Mother (芦田愛菜さん)

ashidamana

芦田愛菜さんは、毎週水曜夜10時日本テレビ系列にて放送されている連続ドラマ『Mother』に道木怜南〈鈴原継美〉役で出演しています。
一昨日は第10話が放送されました。
●あらすじと感想
とうとう鈴原奈緒(松雪泰子さん)は、警察に捕まってしまった。望月葉菜(田中裕子さん)は、全ては自分が指示したことだと警察に訴えるが、奈緒が今回の一件は全て自分がしたことだと自供したため、奈緒の単独犯として処理されることとなった。
奈緒の逮捕はマスコミによって大々的に報道され、鈴原籐子(高畑淳子さん)は社長を辞任し、果歩(倉科カナさん)は就職内定が取り消される。それでも鈴原家の結束は揺らぐことなく、家族として奈緒を支えていく決意をする。継美=怜南(芦田愛菜さん)は室蘭の児童養護施設に送られる。怜南の母・道木仁美(尾野真千子さん)は、保護責任者遺棄罪で逮捕された。
奈緒が下された判決は、懲役1年 執行猶予3年だった。鈴原家に無事戻った奈緒だが、継美のことが気になって仕方がない。そんな中、藤吉駿輔(山本耕史さん)が怜南のいる児童養護施設を取材したビデオを持ってくる。画面には、継美ではなく怜南として、明るく元気に生活する姿が映し出された。継美が忘れたんだから自分も忘れなきゃいけないと涙する奈緒。楽しそうに笑っている継美を見て、嬉しい、喜んでいると言う奈緒だが、その涙はうれし涙ではないようだ。その後、奈緒は籐子から葉菜の白血病が再発したことを知らされる。籐子に背中を押され、奈緒は葉菜に会いに病院へ行く。奈緒と葉菜は実の母娘として絆を確認し合い関係を修復する。
その日の夜、奈緒の携帯に非通知の着信があった。着信履歴にも非通知の不在着信がたくさんあり、恐らく同一人物だ。奈緒が電話に出ると、相手はなんと継美だった。継美は施設のみんなが寝静まっているのを見計らって内緒で電話をかけているとのこと。最初は施設での出来事を楽しそうに話す継美だったが、突然涙声になり、いつ迎えに来るのかと奈緒に問いかける。そして、継美は「お母さん、もう1回誘拐して」と言うのだった…。
“母性”についていろいろと考えさせられました。奈緒は怜南に対して母性を抱いてしまったことが罪に問われました。仁美の怜南に対する母性。籐子の奈緒に対する母性。葉菜の奈緒に対する母性。一口に母性といっても、その性質の表れ方はいろいろありました。葉菜が奈緒を捨てた理由は懲役15年の実刑判決を受けたことにありましたが、犯した罪は夫の殺害だったようです。それももしかしたら、娘を守りたいという母性からきたものだったのかもしれません。いわば同じ奈緒の母である籐子と葉菜の和解も印象的でした。
奈緒と継美は再び一緒に暮らすことができるのか、今後の展開も気になります。