卒うた 卒業写真 (長澤まさみさん)

nagasawa06
長澤まさみさんは、フジテレビ系列にて4夜連続放送のスペシャルドラマ『卒うた』に出演しました。
一昨昨日はその“卒業”をテーマにした4つの話のうちの4つ目、第4夜「卒業写真」が放送されました。
●あらすじと感想
松任谷由実さんの「卒業写真」がテーマです。上京して心に傷を負った立花仁美(長澤まさみさん)が、故郷で幼なじみの青木剛史(増田貴久さん)と会って癒され、励まされて、笑顔で再スタートを切るというお話でした。
上京してラジオのパーソナリティーになるという夢が叶った仁美でしたが、マネージャーの下村陽一(安田顕さん)から、テレビのバラエティ番組のレギュラーが決まったため、ラジオの仕事は辞めてもらうと告げられます。事務所は仁美をゆくゆくは女優にする方針のようです。ショックを受けた仁美は、マネージャーに無断で同窓会が開かれる故郷に行ってしまいました。昔と変わらない“弱し”こと剛史と再会した仁美は癒されて安心しますが、剛史の継いだ青木米店が、近くの大型スーパーにお客さんを取られるようになったので、来月で畳む予定であることを知りショックを受けます。いつまでも変わらないものなんて無いと弱気の剛史に、街も景色も人も私も変わってしまうけど、剛史だけは私の青春そのものだから変わって欲しくなかったと言い、ラジオの仕事ができない以上、東京にこだわる理由はないと仁美も弱音を吐きました。そんな仁美に剛史は、今はまだ遠回りしている途中だから、東京に戻った方がいいと告げ、仁美が高校の卒業式の時に自分にくれたテープを聞かせます。そのテープには、「遠回りした人は、優しくて強い人になっていると思います。遠回りした先にはそんな素敵な自分が待っている。だから、そのままでしっかり歩いていってください」という剛史に対する励ましの言葉と、「私も東京に行ったら、自分が納得するまでは絶対に帰らない」という決意の言葉がありました。
東京に戻った仁美は、目の前にある仕事を一生懸命こなして、意味のある遠回りをしていくとマネージャーに告げます。いずれまたラジオの仕事をやるために、今はテレビの仕事をしていくと覚悟を決めたようです。
興味深かったのは、仁美が剛史に励まされて再スタートを切ったように、剛史も仁美に再会したことで人間的に成長したことです。剛史はみんなの故郷を守っていくという夢を見つけて、これからも故郷で青木米店を続けていくようです。
ベタな展開ではありましたが、「卒業は終わりではなく、始まり」ということで、4つの話全体を通して、よくまとまっていると思いました。