龍馬伝 (福山雅治さん)

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福山雅治さんは、昨日から放送開始したNHK大河ドラマ『龍馬伝』に坂本龍馬 役で出演しています。
●あらすじと感想
幕末の風雲児・坂本龍馬の生涯を、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点から描いていくようです。
坂本龍馬は生前よりも死後に有名になった人物です。今日よく知られているのは、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』をはじめとする小説や映画、テレビドラマの影響であることは周知のとおりですが、それらの原型になった作品ともいえるのが、明治16年に高知の『土陽新聞』に掲載された坂崎紫瀾の「汗血千里の駒」です。今回のドラマは、明治15年に郵便汽船三菱社長・岩崎弥太郎(香川照之さん)が、土陽新聞の記者・坂崎紫瀾(浜田学さん)から坂本龍馬(福山雅治さん)についての取材を受けるところから始まりました。
第1回「上士と下士」は、日本が明治という時代に変わる前、土佐藩には上士・下士の厳しい階級制度があり、武士といっても位の低い郷士の龍馬や地下浪人の弥太郎は屈辱的な差別を受けていたというお話。印象的だったのは、龍馬が、母親の生き様から、下士も上士もなくなる日が来るかもしれないこと、それには、ケンカでは変わらないこと、憎しみからは何も生まれないことなどを学んでいたことです。まだ自分の生きる道を模索中の龍馬。今後の展開も楽しみです。