官僚たちの夏 (船越英一郎さん)

funakoshieiichiro

船越英一郎さんは、TBS系列にて毎週日曜夜9時から放送されている日曜劇場『官僚たちの夏』に玉木博文 役で出演しています。
一昨日は第8話が放送されました。
●あらすじと感想
異例の本省返り咲きを果たした玉木博文(船越英一郎さん)は次官として通産省トップの座に就き、通産省は片山泰介(高橋克典さん)たち“国際通商派”が主要ポストを占め、特許庁へ左遷された風越慎吾(佐藤浩市さん)をはじめ“国内産業保護派”の鮎川光太郎(高橋克実さん)や庭野貴久(堺雅人さん)は冷遇されることとなりました。
今回のメインは、国産コンピューター産業の危機でした。池内信人(北大路欣也さん)総理大臣の意向で、オリンピックの象徴である聖火を国産初の旅客機で運ぶことを目指していましたが、国産旅客機はアメリカ連邦航空局の飛行審査で不合格を言い渡され、問題点の究明と機体の改修のために必要なコンピューターを、現行の国産のものを使っていては期限までに間に合わないという事態に直面しました。玉木たちは、アメリカ製のコンピューターを輸入して対処すればいいという考え方で効率を重んじ、一方、風越たちは、それでは国産コンピューター産業が消滅してしまうという考え方で情を重んじました。現場に足を運ばない玉木とは対照的に、部署や省庁の枠を超えて、現場へ赴いて奔走する風越や鮎川、庭野たち。彼らの姿に旅客機メーカーや国内コンピューターメーカーの人々も心動かされ、動き出しました。その結果、システムの改善、日本独自の機能を発案するなどして事態が好転し、再びのアメリカ連邦航空局の飛行審査には高い評価で合格しました。
風越の熱意と思いは、池内総理大臣の心をも動かしたようです。池内総理大臣は、病状の悪化のこともあり、総理の座をライバルだった須藤恵作(長塚京三さん)に譲り、やがて息を引き取りました。玉木も、日本の産業界に必要なのは風越であると認め、オリンピック後、次官の座を風越に譲りました。
今回少し描かれた石炭産業の問題は、次回大きな問題へと発展するようです。今後の展開も気になります。