ふたつのスピカ (向井理さん)

mukaiosamu

向井理さんは、毎週木曜夜8時「NHKドラマ8」枠にて放送されている連続ドラマ『ふたつのスピカ』に桐生春樹 役で出演しています。
一昨日は第3回が放送されました。
●あらすじと感想
今回は、宇宙飛行士コースの鴨川アスミ(桜庭ななみさん)たちが、機械工学科の桐生春樹(向井理さん)たちの作ったロボットと合同訓練で対決するというお話でした。
桐生の父親は、アスミの父・友朗(高嶋政宏さん)が設計に携わった「獅子号」に乗っていて事故で亡くなりました。それで桐生はもう2度と不幸な事故で悲しむ人が出ないようにするため、宇宙ロケットに人間が搭乗しないで済むようなロボットの開発に取り組んでいるのです。桐生はアスミに罪が無いことがわかりつつも、冷たい態度を取ってしまいました。しかし、府中野新之介(大東俊介さん)によって、アスミの母は墜落事故に巻き込まれて亡くなったということを知った桐生は、アスミの一途な宇宙への思いを知ったこともあり、態度を改めました。桐生の、危険を冒してまで人が宇宙に行く意味は何かという問いに対するアスミの答えは、実際に宇宙に行った時の感覚や感触を体験してみたいという単純かつ純粋なものだったのです。
今回印象的だったのは、落ち込んでいるアスミを見かけた鈴木秋(中村優一さん)がアスミにしてくれた話です。最終決定の段階でガガーリンが宇宙飛行士に選ばれた理由は、笑顔が素敵だったからで、笑った方が宇宙に近づくとなぐさめました。また、アスミが機械工学科の人にけなされているのを遮るようにして憎まれ口を叩く宇喜多万里香(足立梨花さん)は、負けたら宇宙学校を辞めると言い放ちました。そして、アスミたちを“ライバル”と表現していた万里香が、今回は「“友達”けなされたら怒るのは当然でしょ」と弁解。万里香の微妙な心の変化と熱さが感じられる印象的な場面でした。
万里香の母で国会議員の千里(RIKACOさん)は、獅子号の墜落事故から来年で10年という理由から、まるで使い捨ての広告塔のように、無理にでも来年には生徒の中からNASAへの留学メンバーを出そうとしています。また、アスミのそばにいたい一心で宇宙学校に進学した府中野が、突然、宇宙飛行士コースをやめると言い出しました。今後の展開も楽しみです。