スマイル 最終回 (中井貴一さん)

kiichi
中井貴一さんは、TBS系列にて毎週金曜夜10時から放送されていた連続ドラマ『スマイル』に伊東一馬 役で出演しました。
先週は第11話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
早川ビト(松本潤さん)は、裁判の結果、死刑の判決を下されてしまう。林誠司(小栗旬さん)の母・暁子(キムラ緑子さん)の子を想う親の証言にショックを受けたビトは、弁護士・伊東一馬(中井貴一さん)に控訴を取り下げてほしいと依頼。死刑を受け入れ、林の命を奪った罪を自分の命で償うと言う。
被告人不在のまま高等裁判所に控訴。最高裁に上告したが、判決を覆すだけの新たな証拠が手に入らないこともあり全て棄却され、ビトの死刑が確定した。
それから5年後の2015年の夏。ついにビトの死刑執行日が決定してしまう。刑務官・柏木啓介(勝村政信さん)のおかげでその情報を知った一馬は焦る。一馬たちは、死刑判決を覆して大幅な減刑を勝ち取るには、2000年の事件の冤罪を晴らすしかないと、すでにあらゆる手を尽くして、林の父・誠一郎(竜雷太さん)を探していたのだが、見つけられずにいたのだ。そこへ、2000年の事件が冤罪だと知った北川検事(甲本雅裕さん)が、誠一郎の居場所を教えてくれる。
ビトの死刑執行日を知った三島花(新垣結衣さん)は、面会時間が過ぎているにもかかわらず面会室に駆け込む。柏木はクビを覚悟して、ビトと花を会わせる。本当の気持ちがばれそうで、5年間、花の面会を拒み続けていたビト。自分のことは忘れて誰か別の人と幸せになってほしいと言うビトに、声が出るようになった花は、ビトと幸せになりたいのだと言う。ビトも花に愛の告白をして、花はビトと初めて会った日のことを話す。それは本屋ではなく、昔、花が富士山の見える町に住んでいた小学生の頃、父親の事件があってみんなにいじめられていたところを、ビトが助けてなぐさめてくれた時のことだった。泣いていた花に、ビトはハンカチを差し出し、そのハンカチにはブタの絵があった。花がブタのマスコットや折り紙にこだわっていたのは、そこから来ていたのだ。死刑執行を目の前にして、ビトは、どんなことがあっても必死で生きようと思わなきゃいけないんだとようやく気づく。柏木の服務規程違反行為を知った他の刑務官により、ビトと花は引き離された。
翌朝、死刑執行のためにビトは刑務官たちに連れ出されるが、すんでのところでストップがかかる。法務大臣から電話があったからだ。すべての繋がりを絶ってホームレスになっている誠一郎を一馬が見つけ出し、必死に説得して証言をしてもらう約束を取り付けたことにより、ビトにもう一度裁かれるチャンスが与えられたのだ。
ビトは再審により2000年の事件は無罪。2009年の事件は懲役10年に減刑され、5年の身柄拘束が考慮され、2018年には仮釈放された。一馬は本名に戻し、事務所名も『ユン・ソンギ法律事務所』に改称していた。花はビトの帰りを待ちながら、ひとりで移動販売車による多国籍料理店を展開していた。そこへビトが笑顔で帰って来る。2人は再会を喜び、抱きしめあう。それから店には多くの客と、町村フーズの面々、一馬、柏木も集まり、笑顔に満ちあふれた。色違いのブタのバンダナを巻いたビトと花ももちろん笑顔である。店の看板にはブタのキャラクターとともに“Smile”と書いてあるのだった…。

ドラマの序盤で描かれていた2015年の時には、ビトの表情が死刑を受け入れた上での笑顔という感じではなかったので、終盤のつながりで若干の違和感を覚えましたが、なにはともあれ、ハッピーエンドで良かったです。
一馬は在日コリアンで、ビトと同じような苦しみを味わってきたために帰化したという過去を持っていましたが、ビトのおかげで現実と向き合い、前を向いて歩いて行こうと決めたのでしょう。最後に本名に戻したというのが印象的でした。
最後まで諦めずに闘い続けた一馬に拍手を送りたいです。