アイシテル (稲森いずみさん)

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稲森いずみさんは、日本テレビ系列にて毎週水曜夜10時から放送されている連続ドラマ『アイシテル-海容-』に野口さつき 役で出演しています。
先週は第3話が放送されました。
●第1話~第3話のあらすじと感想
ごく普通の生活を送っていた主婦・野口さつき(稲森いずみさん)は、最近無口になってきた小学5年生の息子・智也(嘉数一星さん)に少し戸惑いを感じ始めていた。そんな矢先、智也が、小沢聖子(板谷由夏さん)の小学2年生の息子・清貴(佐藤詩音さん)を殺害した容疑で、警察に保護されてしまう。淡々と殺人を認める智也に、さつきと夫・和彦(山本太郎さん)は悩み苦しむ。一方、聖子もまた、ニュースで小学生が犯人だという事実を知りショックを受けるとともに、自分が家を空けなければ清貴は死ななかったと後悔の念にさいなまれていた。そんな聖子を娘の美帆子(川島海荷さん)や夫・秀昭(佐野史郎さん)は心配する。
さつきと和彦のマンションにはマスコミが押し寄せ、殺人犯の親と知れ渡ったことにより嫌がらせを受けるようになる。その影響はさつきの実家にまで及んだ。
さつきは、少年鑑別所に収容された智也に面会に行くが、「ウザい」と言われてしまう。さつきはショックを受けるが、今回の事件を担当することとなった家裁調査官・富田葉子(田中美佐子さん)の励ましで、現実を受け止め、母親として智也と向き合う決心をする。自身にも小学4年生の息子がいる富田は、親身になって智也と接し、智也も次第に心を開いて事件の日の出来事を徐々に話し始める。智也が清貴に出会ったきっかけは、事件当日、家に入れずトイレを我慢して困っている清貴に、近くを通りかかった智也がやさしい気持ちで声をかけたからだった。それから自宅のトイレに案内したらしい。その話をファミリーレストランで富田から聞いたさつきは、智也の担任や同級生から智也のやさしい想いを聞かされていたこともあり、少しほっとする。しかし、その会話を、偶然店内にいた清貴の姉・美帆子が聞いてしまうのだった…。
被害者の家族と加害者の家族、事件における立場は真逆ですが、事件が起きるまではどちらもどこにでもあるごく普通の家族でした。事件後どちらの家庭にも亀裂が生じ、崩壊寸前の状態になってしまいました。この2組の家族が、どのように家庭を再生していくのか、とても興味深いところであります。家族の在り方や子どもとの向き合い方など、いろいろと考えさせられるドラマだと思います。