メイちゃんの執事 最終回 (榮倉奈々さん)

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榮倉奈々さんは、毎週火曜夜9時フジテレビ系列にて放送されていた連続ドラマ『メイちゃんの執事』に東雲メイ 役で出演しました。
一昨日は第10話(最終回)が放送されました。
●あらすじと感想
覚悟を決めた東雲メイ(榮倉奈々さん)は、柴田理人(水嶋ヒロさん)を賭けた決闘<デュエロ>を本郷詩織(山田優さん)に申し込んだ。そんな矢先、山田多美(谷村美月さん)が放ったボーガンの矢により理人は腹部を負傷。メイは、こんなことしたって自分が傷つくだけだと言うだけで、それ以上、多美をとがめることはしなかった
勝負は理人と忍(向井理さん)の代理戦である。理人はケガをしていることもあり、忍に全く歯が立たない。一方、メイも詩織にナイフで襲われそうになる。その危機を救った理人は、私の大切なお嬢様を傷つけないでくださいと詩織に懇願。メイへの思いが理人に力を与え、決闘は一気に形勢逆転し、理人が勝利を収める。
詩織は本郷家に入ってから、血縁ではないという境遇から冷たい仕打ちを受け、孤独に苦しみ続けた。そんな詩織は当時執事であった理人への恋に救いを求めたのだ。しかし、本郷家の後継者として生きる責任もなくなり、理人への思いも届かないものとわかった今、詩織は自ら命を絶とうとする。それをメイが阻止して、今の私がいるのは詩織のおかげで、私がそばにいるからひとりじゃないと言い、生きて幸せになってとお願いする。メイと詩織は本当の意味で和解したようである。
晴れて本郷家の後継者となったメイ。そんな中、剣人(佐藤健さん)がSランク取得のためにイギリスに留学することを知ったメイは、複雑な心境のようである。メイはなぜだか怒って剣人の送別会にも参加しなかった。
剣人は理人に、男としても執事としても兄・理人のことを超えて、メイのことを絶対に振り向かせる気でいると宣言。それに対し理人も、お前に負ける気もないと答える。
そして迎えた本郷家後継者お披露目セレモニー。その日は剣人が留学に旅立つ日でもあった。メイは、本郷家が用意した嘘の内容の挨拶文を読むよう強要されていたが途中でやめて、正直に自分の生い立ちや学園での思い出話をする。それからクラスメートのみんなに協力してもらいながらセレモニーを抜け出す。敵対していた多美も協力してくれた。後継者は本当にメイでいいのかと、関連企業から立て続けに苦情の連絡が入るが、祖父・金太郎(津川雅彦さん)は「それでこそ、わしの孫だ」と高らかに笑う。
空港に到着したメイと理人は剣人を呼び止める。メイは剣人に感謝の言葉を述べ、告白の返事に関しては口ごもる。そんなメイに剣人は、戻って来てからでいいと言う。俺の気持ちは変わらないけど、メイの気持ちは変わるかもしれないとして望みをつなぐ剣人は、「頑張れよ」と言葉をかける理人に「首を洗って待っとけよ」と答える。剣人の後ろ姿を見送る理人は、「あいつはきっと優秀な執事になります」と呟いた。
学年が上がっても、聖ルチア女学園は相変わらずにぎやかだ。詩織は忍と一緒に少しずつ元気になってきている。理人はメイに口づけをして、お嬢様と執事の恋愛は禁止ですので、内緒ですよと囁く。そんな2人の関係を察しているクラスメートのみんなは冷やかしたりして騒ぎ立てるのだった…。
忍は、理人がメイのことを想うように、詩織のことを想っていたということでした。忍の怪しい行動は、他に何か目的があるのではないかと個人的ににらんでいたので、少し拍子抜けしました。
なにはともあれ、ハッピーエンドで良かったです。ベタな展開ではありましたが、セレモニーを抜け出す時に、クラスメートのみんなが手助けしてくれる場面は、それぞれのキャラクターが生かされていて面白かったです。