20世紀少年 (平愛梨さん)

taira
平愛梨さんは、現在公開中の映画『20世紀少年<第2章>最後の希望』に遠藤カンナ 役で出演しています。
先日、劇場に観に行きました。
●導入部のあらすじと感想
西暦2015年。“血のおおみそか”は、人類滅亡を企てた悪魔のテロリスト・ケンヂ(唐沢寿明さん)とその仲間が行ったものとされ、それを阻止したとされる“ともだち”は、世界の救世主として崇められていた。
そんなねじ曲げられた歴史の事実に憤りを覚える少女がいた。それはケンヂの姪・カンナ(平愛梨さん)だ。行方不明のケンヂに代わりユキジ(常盤貴子さん)に育てられたカンナは高校生になっていた。カンナは15年前の思い出を引きずりながら、消息の知れないケンヂを待ち続けていた。
カンナは、自身がアルバイトをしている中華料理店「珍宝楼」に出入りしているニューハーフ・マライア(前田健さん)を通じて、ある射殺事件を目撃したニューハーフ・ブリトニー(荒木宏文さん)と知り合う。カンナは、重大な情報を知ったために命を狙われているブリトニーをかくまうことになる。捜査でカンナと知り合いになった新米刑事・蝶野将平(藤木直人さん)は、カンナを信じ、手助けするようになった。
“ともだち”中心の国家に反抗するカンナは、学校で問題児のレッテルを貼られ、同級生・小泉響子(木南晴夏さん)とともに「ともだちランド」での研修を命じられる。カンナは、ブリトニーがボーナスステージで“ともだち”に関するあるものを見たと言っていたこともあり、その命令に従うことにする。
「ともだちランド」の研修とは、ケンヂたち原っぱのメンバーを悪の組織に仕立て上げ、“ともだち”こそが真の正義であるとマインドコントロールしていくものだった。カンナと響子は、研修の成績優秀者だけが行くことのできるともだちランドのボーナスステージに進む。そこには、ケンヂたちの少年時代である1971年の世界が拡がっており、カンナたちはそこで“ともだち”に関する更なる真相に迫っていく。
一方、“血のおおみそか”以来、散り散りになっている原っぱのメンバーたちは、それぞれ密かに戦いを続けていた。海ほたる刑務所に投獄されていたオッチョ(豊川悦司さん)は、角田(森山未來さん)とともに脱獄。ヨシツネ(香川照之さん)はともだちランドの清掃係として潜入捜査を行い、集団を率いて地下に潜伏。マルオ(石塚英彦さん)は、国民的演歌歌手・春波夫(古田新太さん)のマネージャーとして“ともだち”幹部に接触。そして、“ともだち”について独自に調査していたモンちゃん(宇梶剛士さん)は、不治の病に倒れた。モンちゃんは、「しんよげんの書」の一部を入手していた。
“ともだち”の正体を知っていると見られる、ケンジたちの同級生・ヤマネ(小日向文世さん)、サダキヨ(ユースケ・サンタマリアさん)は、不審な行動をする。
やがて、世界最大の危険地帯と呼ばれる新宿・歌舞伎町に、“ともだち”が視察で訪れることになった。そんな中、偶然か必然か、カンナは歌舞伎町の教会にいた。
しんよげんの書には、「2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまうだろう」と書かれてあったのだった…。

第2章は、比較的原作に忠実だった第1章とは違い、結構物語が変更されているそうです。原作の10巻分くらいに相当するとのことで、疾走感のあるスリリングな展開でした。第2章を一言で表現すると、オッチョとカンナを軸に、“ともだち”が神になるまでの話なんですが、いわばケンヂたちの次の世代であるカンナ、小泉響子、蝶野、角田などの活躍や、ケンヂの世代であるオッチョ、ユキジ、ヨシツネ、サダキヨ、ヤマネたちのエピソードも盛り込まれ、見どころの多い贅沢な作りになっていました。欲を言えば、ひとりひとりに対するエピソードをもっと掘り下げてほしい面もありましたが、時間の都合上仕方のないことなのでしょう。
個人的には、カンナの父親は誰なのか、“ともだち”は誰なのかなどは目星がつきましたが、どうしてそうなってしまったのかが気になります。ケンジたちの平和に見えた少年時代に実は何があったのか、その答えは、8月公開予定の最終章である第3章「ぼくらの旗」にあるのでしょう。