K-20 怪人二十面相・伝 (金城武さん)

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金城武さんは、12月20日公開の映画『K-20 怪人二十面相・伝』に遠藤平吉 役で出演しています。
先週、東京厚生年金会館にて開催された試写会で観てきました。
●導入部のあらすじと感想
第二次世界大戦の無かった別の世界。日本は19世紀から続く華族制度によって、極端な格差社会になっていた。そんな中、金持ちだけを狙い、美術品や骨董品を魔法のような手口で盗んでしまう大怪盗“K-20”こと怪人二十面相が出没し、世間を騒がせていた。
怪人二十面相と対峙するのは名探偵・明智小五郎(仲村トオルさん)。小林少年(本郷奏多さん)を引き連れて事件現場に駆けつけ、浪越警部(増岡徹さん)と共に捜査に当たっている。
サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武さん)は、曲芸とイリュージョンを混ぜた独特のショーで人気を博していた。サーカス団には、孤児のシンスケ(今井悠貴さん)や仕掛け作りの名人・源治(國村隼さん)がいて、みんな貧民街で暮らしている。
羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子(松たか子さん)は、明智との結婚を間近に控えながらも、なんとなく乗り気ではなかった。そんな折、怪人二十面相から羽柴家へ一通の予告状が届く。それは、「結納の儀、当日。羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴する」というものだった。
一方、平吉は、サーカス小屋を訪れた雑誌の記者と名乗る紳士(鹿賀丈史さん)から、葉子と明智の結納の儀に潜入し写真を撮って来てほしいと依頼される。団長・南部(小日向文世さん)の体の具合が悪いこともあり、金が必要だった平吉は、多額の報酬に魅力を感じて依頼を引き受ける。
ところが、それは怪人二十面相の罠だった。結納の日、羽柴ビルに潜入した平吉は、屋上から隠し撮りしようとするが、依頼主に渡されたカメラに仕掛けがあって、怪人二十面相に間違われ逮捕されてしまうのだった…。

とても面白かったです。先入観やこだわりを持たず、まっさらな気持ちで観ると楽しめると思います。
怪人二十面相と平吉のアクションシーンやCGもカッコよかったですし、『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフによるノスタルジックな街並みの映像も見応えがありました。時折織り込まれるコメディもくすっと笑わせてもらいました。
怪人二十面相に仕立て上げられた男・遠藤平吉が汚名を晴らすために怪人二十面相に挑む物語としてはもちろんですが、財閥の娘・葉子の成長物語としても楽しめます。
祖父の敷いたレールをただ歩くだけの人生に疑問を感じていた葉子は、怪人二十面相に襲われたところを、平吉に助けられます。平吉が暮らす長屋に連れてこられた葉子はその貧乏暮らしに驚き、さらに身寄りのない子どもたちが住むバラックを平吉に見せられ、衝撃を受けます。まったく接点のなかった世界に触れた葉子は、自分の人生を見つめ直し、やがて自分の進む道を見つけ出します。このように、人生を変えてしまうような出会いは現実にも存在することでしょう。自分の殻に閉じこもってばかりいずに、未知の世界に踏み出すことの大切さも感じました。