小児救命 (小西真奈美さん)

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小西真奈美さんは、毎週木曜夜9時テレビ朝日系列にて放送されている連続ドラマ『小児救命』に青山宇宙 役で出演しています。
先週は第1話が放送されました。
●あらすじと感想
青山宇宙(小西真奈美さん)は、大病院である啓翠会総合病院の小児科に勤務していたが、小児科を縮小しようとする運営方針に不満を感じていた。そして、父・冬悟(大杉漣さん)が半年以上前に閉院した医院を継ぎ、24時間診療の理想の小児科病院を自ら立ち上げることにする。救急救命士・木暮賢斗(勝地涼さん)や大ベテランの赤池小夜子(渡辺えりさん)、片桐弥生(笛木優子さん)ら小児科医5名と看護師3名をスタッフとして何とか集めたものの、人数の問題等により24時間体制でやっていくには不安な状況である。しかも、宇宙が元いた啓翠会総合病院の院長・森崎潤一郎(名高達男さん)はメンツを重んじて非協力的で、移送患者の受け入れ先を市立病院のみにするよう要請する始末。そんな中、恋人であり啓翠会総合病院の小児科医でもある狩矢俊介(塚本高史さん)は、院長には内緒で協力してくれる。
大けがをした男の子が駆け込んできたことから、開業日2日前であるにもかかわらず開業してしまったり、スタッフのシフトを考えずに働かせてしまう宇宙。患者の母親に「24時間誰でも安心して入ってこられるようにしたくて、このクリニックを作ったんです」と語りかけていたのを聞いていた赤池は、クリニックのコンビニ化に反発。早くもスタッフのシフトが崩れていることを指摘し、宇宙に「ここで仕事を続けさせてもらうかどうか考えさせてもらいます」と宣言する。そんな折、狩矢から電話が入り、宇宙の担当患者だった少年・拓実(田中碧海さん)が啓翠会総合病院から姿を消したことを知らされる。宇宙は「あと1時間だけ居てください」と赤池に強引に病院を任せ、拓実を探すために自転車で飛び出すのだった…。
近年、小児科医の不足が深刻な問題になっていると、ニュース等でたびたび耳にするようになりました。厳密に言うと、小児科医の数そのものが減っているわけではなく、救急医療に携わることのできる小児科医の数が減っているそうです。小児科医の大半が救急医療を伴わない小規模病院や開業医に偏っていて、地域格差なども深刻のようです。
そんな現状に真正面からぶつかっていき、理想の小児科病院を目指す宇宙の今後の動向が気になります。
小児救急医療の現場にいる医師や看護師たちの過酷な環境や人間模様、現代の医療制度が抱える問題点なども興味深いところです。