鹿男あをによし (鹿)

shika
一昨日は『鹿男あをによし』の第7回が放送されました。
●あらすじと感想
堀田イト(多部未華子さん)は鹿の“使い番”だった。
小川孝信(玉木宏さん)が赴任した日の堀田の不可解な言動は全部それが原因だったのだ。
そして堀田もまた小川と同じように鹿顔にされてしまった。剣道部に入部して大和杯の剣道部の優勝にこだわったのも、“目”は人間たちの間で“サンカク”と呼ばれているという話を鹿から聞いていたからだ。
しかし、優勝プレートは“目”ではなかった。目の前が真っ暗になった堀田は、そのために学校を辞めたいと言い出したり、家に帰りたがらなかったのだ。
やはり、長岡美栄(柴本幸さん)が狐の“使い番”である可能性が高くなってきた。
長岡の反応がおかしかったのは、鼠の“運び番”が、狐の“使い番”である長岡に小川の悪評を吹き込んでいると考えるとつじつまが合う。しかし、鹿の話では、鼠はずる賢いけど根は単純だからそんな周到な真似ができるわけがないとのこと。これまでの鼠のやり方とはあまりにも違い疑問が残る。
そもそも鼠が儀式の邪魔をするのはなぜか? それは、鼠はひどい被害妄想にとりつかれているヒステリーババアで、鹿と狐が結託して自分を仲間はずれにしていると思い込んでいるからだと鹿は話す。小川がそんなくだらないケンカのせいで日本は滅亡の危機にあるのかと文句を言うと、鹿は、おまえたち人間の為に1800年も儀式を続けてきたのだから、感謝されこそすれ、責められる筋合いはないと憤慨。小川に何で人間の為にそんなことをしているのかと問われると、頼まれたからとだけ説明し、誰に頼まれたかは明かさない。
小川は、藤原道子(綾瀬はるかさん)にも堀田が“使い番”であることを告げ、3人でこれまでの事柄を整理して考える。その結果、鼠の“運び番”は以下に当てはまる人物だと予想する。
・長岡は“狐のは”で小川に渡すはずだった“目”を鼠の“運び番”に何かを吹き込まれて渡してしまった→長岡をあっさりだませるほど彼女が厚い信頼を置く人物。
・自分が鼠の“運び番”で、小川が来る前にうまいこと“目”を手に入れることが出来たらどうするか→見つかる前にさっさと帰る。
そのことから小川が導き出した答えは、リチャードこと教頭・小治田史明(児玉清さん)だった…。

“ついに”と言いましょうか、“やっと”と言いましょうか、物語が大きく動いてきました。
今まで“運び番”と“使い番”の違いがいまいち分かっていなかったんですが、今回の堀田の説明でなんとなく理解できました。
ナマズの尻尾は、京都、奈良、大阪の、三点で押さえられていて、鎮めの儀式を行うためには、“目”を移す側と移される側、つまり今回は、京都(狐)と奈良(鹿)の“使い番”とそれを運んでくる“運び番”の3人が必要とされる。本来なら、大阪(鼠)の出る幕は無いはずなのに、鼠が勝手に“運び番”を選んで、本来担当である鹿の“運び番”(小川)の邪魔をしているとのこと。
しかし、今回の鹿の話から想像すると、鼠の“運び番”は鼠の意図とは別に勝手に動いている節もあり、興味深いところです。
福原重久(佐々木蔵之介さん)が、まるで堀田を諭すかのように、授業でアウグストゥスを引き合いに出し、「苦手なことは得意な人間に任せればいい。誰かに頼ることは、別にかっこ悪いことじゃない。自分の弱い部分を認めるのもひとつの強さだってことだ」と話す場面や、リチャードのことを「立派な実績があってみんなに尊敬されてていつもニコニコしてるからっていい人とは限らない」と言うところが印象的でした。