医龍 Team Medical Dragon2 (高橋一生さん)

takahashiissei

高橋一生さんは、毎週木曜夜10時フジテレビ系列にて放送されている連続ドラマ『医龍 Team Medical Dragon2』に外山誠二 役で出演しています。
先週は第6話が放送されました。
●あらすじと感想
朝田龍太郎(坂口憲二さん)にライバル心をむき出しの外山誠二(高橋一生さん)。
外山は、朝田が手術中であるにもかかわらず、朝田を頼って連絡をしてきた急患の受け入れを勝手に許可してしまう。
急患の五代明代(草村礼子さん)は、朝田がこれから手術をまさに行おうとしている別の患者と同じ大動脈弁狭窄症による大動脈弁置換術が必要のようだ。
外山は周りの反対を押し切って、朝田と時を同じくして手術を開始する。そして朝田より手術を早く終わらせ、ますます高慢な態度を取る。
しかし、完全に成功したかに思われたこの手術は、外山の処置が雑だったために大動脈弁から出血して、夜に患者・明代の容態が急変してしまう。
台風による落雷のため病院が停電。しかも朝田が手の負傷で手術ができないという最悪の条件の中手術をしなければならなくなった外山は激しく動揺する。
そんな外山に朝田が次のように一喝する。「何をやっている。この人はお前の患者だ!お前を信頼して命を託した、お前の患者なんだ。お前には責任がある。最後まで、そこから逃げるな!!」
覚悟を決め手術を開始した外山に、周りのみんなが必死にサポートをする。無停電電源もなくなり真っ暗になったが、院長の善田秀樹(志賀廣太郎さん)たちが懐中電灯で光を当てる。朝田もボリュームの管理を申し出る。
そんな中、外山は1回目のオペ後に患者・明代が話していた言葉を思い出す。
「人間なんてね、ひとりじゃ何にもできない。周りに生かされて、生きているのよ」
周りのサポートしてくれている人たちを見ながら、その言葉の意味を深く噛みしめている様子の外山。それから外山は「やるぞ!」と呼びかけ、朝田の的確な指示に助けられながら順調に手術を進める。
視野を広げた外山は、明代が毎朝胸の痛みがあると言っていたことを思い出し、別の疾患を見つける。
さらなる手術が必要となるが、チーム一丸となって無事に終える。
何で再手術になったかを声を荒げて問いかける明代の夫に、外山は自分のミスを認め土下座して謝る。
そして、外山は朝田に「俺をチームに入れろ。第一助手でも、第二でも第三でもいい。俺の手技をもっと見てくれ。そしたら、きっと執刀医を譲りたくなる」「それに、またあいつらとオペがしたい」と言う。朝田はうっすら笑みを浮かべ「そうか」と答える。
数日後、明代は無事退院。外山は看護師に明代からの感謝のメモと飴玉が入った袋を受け取った。また、自分のために心臓外科医の登竜門と言われるフレッシュマンズライブに参加できなかった伊集院に、2年前に優勝経験のある外山は自ら指導を申し出る。
また、外山は片岡に「あんたと野口、ここ潰したがってるんだよな。北洋にもチームが出来上がってる。お前らの思い通りにはいかせねーよ」と宣戦布告。
しかし、そのように改心した外山を、松平幸太朗(佐藤二朗さん)はからかう。それに反応して怒り出す外山を遮るかのように少女が「あ!スーパードクターだ!」と呼びかけ手を振り、松平のもとに駆け寄ってくるのだった…。
施設の修繕の工事費25万円をケチって、1台10億円もする高額医療検査機器導入の打ち合わせをする片岡一美(内田有紀さん)。次期富裕層専門人間ドッグ設立に向けて心の揺らぎは無いようです。
一方、野口賢雄(岸部一徳さん)の方も、鬼頭笙子(夏木マリさん)のチームにより生体肝移植手術の成功件数を続々と伸ばし、心臓移植の認定に向けてのさらなる準備として移植倫理委員会の設立に着手しているようです。鬼頭の表情が物思いに沈んでいるように見えるのは気のせいでしょうか。
外山の父親は東都大の外山教授でエリート一家でした。外山が患者・明代と1回目の手術後に祖母とでも話すようにリラックスして、身の上話をする場面が良かったです。兄たちがみんな成績優秀で家に居場所が無かったこと、明真の理不尽なこと言う先輩講師を殴って北洋に飛ばされたことなど、外山がどうしてあんな風になってしまったのかを分かりやすく伝えるエピソードでした。そして、やはりその時の明代の「人間なんてね、ひとりじゃ何にもできない。周りに生かされて、生きているのよ」という言葉が印象的でした。
今回もやはり登場した木原毅彦(池田鉄洋さん)。明真の情報伝達係として、またドラマのお笑い要素担当として、もはや欠かせない存在と言えましょう。
ついに実現した荒瀬門次(阿部サダヲさん)と小高七海(大塚寧々さん)の2ショットシーン。荒瀬は小高に「まだあのことにこだわっているのか!?」と問いかけます。小高の抱える闇とは一体何でしょう?それが明らかになるのはまだ先のようです。
次回は、かつて「スーパードクター」と呼ばれ、生体肝移植の消化器外科の元エースだった松平にスポットを当てるようです。
以前別の病院にいた時、医療ミスで訴えられて北洋に移籍してきたという松平は、メスを握れるようになるのでしょうか。今後の展開も気になります。

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