歌姫 (長瀬智也さん)

nagasetomoya

TOKIOの長瀬智也さんは、毎週金曜夜10時TBS系列にて放送されている連続ドラマ『歌姫』で小泉旭と四万十太郎の二役を演じています。
昨日は第1話が放送されました。
●導入部のあらすじと感想
2007年秋、小泉旭(長瀬智也さん)は “昭和の歌姫” と呼ばれた大歌手で母親の小泉さくら(ジュディ・オングさん)の指示で東京からはるばる高知県土佐清水へ行く。閉館の決まった映画館「オリオン座」で最後に上映される映画「歌姫」を観てこいというのだ。旭は祖父の形見である懐中時計を携え、映画館を訪れる。そしてパンフレットを見ながら上映が始まるのを待つ。
時代は変わって昭和30年代の土佐清水。オリオン座の映写技師・四万十太郎(長瀬智也さん=二役)は、映画館の主人・岸田勝男さん(高田純次さん)と妻・浜子(風吹ジュンさん)、その娘・鈴(相武沙希さん)と一緒に暮らしていた。太郎は実は10年前に土佐の海岸で倒れていたところを勝男に助けられたのだ。記憶を失っていたため仕方なく四万十太郎と名乗り、勝男一家の世話になっている。太郎と鈴はいつも憎まれ口を叩き合って喧嘩ばかりだが、鈴は太郎にほのかな恋心を抱いていた。
ある日、山之内親分(古谷一行さん)に今後の映画の興行を山之内一家が取り仕切ると言われ、カッとした太郎は、「冗談じゃない断るぜよ!」と啖呵を切って帰ってきた。山之内一家とは中村の町を仕切るヤクザで、従わないと大変なことになることは必至だ。
案の定、山之内親分と通称「クロワッサンの松」(佐藤隆太さん)と呼ばれる愚連隊が今後のオリオン座をめぐって密談をしているのだった…。
本作は、劇団・東京セレソンデラックスの同名舞台劇をドラマ化したものです。昭和30年代の高知県土佐清水市を舞台に、戦争で記憶を失った男性と彼をひたむきに愛する女性の純愛を描いています。
喧嘩っ早くてお調子者だがおとこ気のある太郎は、長瀬さんのはまり役だと思います。明るくて健気な鈴も相武さんにぴったりな役でしょう。
また、高田純次さんと風吹ジュンさん、それからオリオン座の隣で旅館を営む鯖子役の斉藤由貴さん、お遍路の途中で無理やり宿泊させられている大学生・神宮寺役の大倉忠義さんたちが個性的な登場人物を熱演しており、物語に彩りを添えています。
全編土佐弁には賛否両論あるようですが、太郎の「グッときたぜよ」というセリフは印象的でした。

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